灯油は時間が経つと劣化します!
灯油は食料品と同じように、時間が経つと劣化する“生もの”です。そのため、灯油にも寿命があります。
時間が経った灯油は、酸化によって変質します。劣化した灯油の特徴は次の3つです。
・鼻につくようなツンとした刺激臭がする
・薄黄色に変色している
・水や空気が入っている
正常な灯油は、色はなく無色透明で、不純物の混入もありません。灯油独特の臭いはしますが、酸っぱい臭いがする場合は変質しているとみなしましょう。
劣化した灯油を使うとどうなる?
ファンヒーターに古い灯油を入れると、燃焼効率が悪化し、異常燃焼や消火不良によって正常に運転しなくなるリスクがあります。
それだけでなく、刺激臭のある煙や黒煙が出るなどのトラブルを引き起こします。「もったいない」という気持ちは分かりますが、劣化した灯油を使った結果、ファンヒーターが故障すれば元も子もありません。
古い灯油は、ガソリンスタンドや灯油販売業者などで有料処分を受け付けている場合があります(事前に確認してください)。
保管状態によって変わるものの、灯油の使用期限は「6か月間程度」が目安ですので、前の冬に使っていた灯油が残っている方は適切な方法で処分しましょう。
保管場所にも注意して
灯油は、冬が終わって春を迎えるころまでに使い切るのが理想です。また、保管場所によっては劣化が早く進む場合がありますので注意してください。
物置など、火があたらない屋内の冷暗所で保管するのが適切です。白や透明のポリタンクは光を通しやすく劣化を早めるため、色つきのものを使用しましょう。ポリタンクにも寿命がありますので、製造年月を見て古い場合は取り替えることをおすすめします。


