ただの穴じゃない!
フライパンのハンドルの裏側には、直径2mmほどの小さな穴が開いています。毎日のように使っていても、普段は気にも留めないかもしれません。しかし、この小さな穴はとても意味あるものなんです。
水や空気を抜くためのもの

この穴には、ハンドルの中に入り込んだ水や空気を抜く役割があります。ハンドル内で水や空気が膨張すると、フライパンが劣化してしまいます。また、ハンドルの中に水が残ったままだと、部品が腐食するおそれがあります。
フライパンを洗った後、「穴から水が出てきた……」という経験のある方もいるかもしれませんが、それは穴がきちんと働いている証拠です。

ちなみに、穴の形や大きさはフライパンによってさまざま。小さく丸いものもあれば、横長の長方形の穴がついている場合もあります。
穴があるのは「ハンドルが空洞」のフライパンのみ
小さな穴があるのは、ハンドル内が空洞で水や空気が溜まる恐れのある構造のフライパンのみです。わが家のフライパンや鍋をチェックしてみましたが、穴が開いているタイプは全部で5個もありました。

オールステンレスのタイプなど、ハンドル部分に空洞がないフライパンには、穴は開いていませんでした。
洗った後はしっかり水抜きを
穴が開いているとはいえ、置き方によってはハンドル内の水が抜けきらない場合があります。フライパンを乾燥させるときは、先端を吊るすか、穴の部分をタオルで包んで軽く叩くと、しっかり水が切れますよ。
大切なフライパン、穴の役割も知って、より長く大切に愛用しましょう。
