教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
温まる冬ごはん
寒さが深まると、食卓に恋しくなるのが“鍋”。しかし、同じ味だと少し飽きてしまうこともありますよね。そんなときは、身近な調味料をちょっと組み合わせるだけで、まったく違う味わいに。手軽に作れて、体も心も温まる“冬の4種類の鍋つゆ”をご紹介します。
簡単鍋つゆ4選
1.塩にんにくスープ
<材料(2人分)>
- 水……600cc
- 鶏ガラスープの素(洋風スープで代用可)……大さじ1
- 塩……小さじ1強
- ごま油……小さじ2
- おろしにんにく……小さじ2
<作り方>
- 鍋につゆの材料をすべて入れ、鍋に具材(白菜など好みのもの)を加えます。
- ふたをして10分ほど煮ます。
- 全体を混ぜ合わせて、火の通り具合を見ます。具材に火が通ったら、できあがりです。
本当にシンプルな塩味ですが、素材からじんわりとうまみが出て、とても深みのある味わいに仕上がっています。心もほっと温まるおいしさです。
2.ピリ辛ごまみそスープ
<材料>
- 豆乳……1カップ
【A】
- 水……400cc
- みそ……大さじ3~4
- おろししょうが……小さじ2
- おろしにんにく……小さじ2
- 鶏ガラスープの素……大さじ1
- すりごま……大さじ3~4
<作り方>
- 鍋つゆの材料(A)をすべて鍋に入れ、混ぜ合わせます。
- 鍋の具材(白菜など好みのもの)を鍋に入れます。
- 仕上げに豆乳を加えて、温まったらできあがりです。
濃厚でコクがあり、とてもおいしいスープです。シンプルな具材でも、しっかりしたスープのおかげで満足感があり、食べ応えがあります。
3.和風カレー鍋
<材料>
- 水……500cc
- 麺つゆ……適量(濃度に合わせて調整してください)
- おろししょうが……小さじ2
- カレー粉……小さじ2
- 卵……2個
鍋に具材が入るので、鍋つゆは濃いめの方がおいしく仕上がります。
<作り方>
- 鍋につゆの材料(水、麺つゆ、おろししょうが、カレー粉)を入れます。
- 具材(白菜など好みのもの)を加え、フタをして煮ていきます。
- 具材にしっかり火を通し、煮汁が沸騰したところに卵を落とします。
- フタをして卵に火が通るまで煮て、できあがりです。
和風ベースですが、カレーのスパイスがアクセントになっていて、まるでおそば屋さんのカレーうどんのような風味のスープです。お鍋にすると体もぽかぽか温まりそうです。
4.トマト鍋
<材料>
- 水……400cc
- トマトジュース……200cc
- 和風だしの素……小さじ2
- みそ……大さじ3~4
- ピザ用チーズ……適量
※みそは種類によって塩分が違うので、お好みの味つけを楽しんでください。
<作り方>
- 鍋につゆの材料(水、トマトジュース、和風だしの素、みそ)を入れ、みそを溶かしてください(火を通していないため溶けにくいので、よく溶かしてください)。
- 鍋に具材(白菜など好みのもの)を加え、火を通します。
- 具材が煮え、つゆが沸騰した状態で、ピザ用チーズを加えます。
- チーズが溶けたら、できあがりです。
トマトの酸味とみそのコクが具材のうまみと溶け合って、とてもおいしいです。さらにチーズを加えると、まるでイタリアン鍋のように楽しめます。
栄養たっぷりの鍋
一品でバランスのよい栄養がしっかり摂れる料理といえば、やっぱり鍋料理ですね。「まごにやさしい」という健康的なキーワードを意識して、野菜や海藻、肉や魚介、きのこ、加工食品など、いろいろな食材をバランスよく組み合わせると、栄養満点で安心です。体調に合わせて具材を組み合わせて楽しんでください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。









