1.塗料
DIY人気が高まっている今、家でペンキやオイルを使う機会も増えましたよね。塗料が火災の原因になるとは考えにくいかもしれませんが、扱い方によっては火災につながることがあります。
塗料の種類によっては油分を含むものも多く、空気の酸素と反応して発熱するおそれがあるんです。そのため、塗料が入った缶のフタを閉めずに放置したり、塗料が付着した布や紙を積み重ねて置いたりするのはNGです。
酸化を防ぐためにも、使い終わったまま放置するのは避けましょう。
2.何年も掃除していないレンジフード
キッチンの中でも、特に油汚れが溜まりやすい「レンジフード」。じつはここも、火災の原因になる場所のひとつです。
レンジフードに大量の油汚れが付着していると、コンロを使ったときに火が引火する危険があります。また、長年掃除せず大量の油汚れが蓄積した場合、調理熱により自然発火した事例も報告されています。フィルターを貼っている場合も、こまめに取り替えないと同様のリスクが生じるため注意してください。
レンジフードの油汚れは軽いうちなら簡単に落とせるので、定期的に掃除を行って火災の発生を防ぎましょう。
3.ワックスの塗布に使った布
大掃除で、床のワックスを行う人もいるかと思います。このとき、ワックスがけに使った布の処理にも要注意。塗料と同じくワックスは油分を含むため、ワックスに染み込んだ布から自然発火するケースもあるんです。
布を丸めてゴミ袋に入れるような捨て方は、とても危険。酸化によって生じた熱の逃げ道がなくなり、温度が上昇して発火につながるおそれがあります。
ワックス塗布に使った布はしっかり洗って、水を含ませた状態で処分しましょう。
自然発火の原因は身近にある
火事は他人ごとではなく、明日自分の身に起きてもおかしくありません。ちょっとした行動が引き金になるケースもありますので、火災の原因を十分に理解しましょう。
自分や家族を守るためにも、ぜひ今日から見直してみてください。



