主な汚れの確認と準備

階段掃除をサボっていると見えてくる主な汚れは、以下のようなものではないでしょうか?
・ホコリが団子状になって隅に溜まる
・踏み板の角だけ黒ずんでいる
・手すりがベタベタ
・蹴込み(段の垂直の面)が薄汚れて見える
・溝に汚れが溜まっている
これらは全部、“日常の積み重ね汚れ”なんですよね。この汚れを掃除するため、次のものを準備しましょう。
【用意するもの】
・ウタマロクリーナー
・アルカリ電解水
・マイクロファイバーなどのクロス4枚(ドライ拭き、洗剤拭き、水拭き、乾拭き用)
・ほうき(スリムタイプ推奨)
・掃除機
・ヘラ
ホコリ総ざらい

階段掃除の大敵は「ホコリ」です。上から落ちてくる+人が歩くたび舞い上がるので、とにかく溜まりやすい! 溝に入り込んだゴミも含めてホコリを集めつつ、掃除機で吸っていきます。ポイントは “上から下へ”。ホコリは重力で必ず落ちていきますからね。
乾いた汚れを落とす「先ドライ」

いきなり濡らすのはNG! 階段の材質によっては水分がシミの原因になりかねません。段の“角”に汚れが溜まりがちなので、乾いたクロスでしっかりかき出すように拭き取りましょう。
踏み板・蹴込みの本気拭き(メイン作業)

ここから“本気モード”突入。階段の黒ずみは、 皮脂+ホコリ+靴下汚れ の複合汚れです。希釈不要のウタマロクリーナーをクロスに吹き付け隅からしっかり拭いていきましょう。
【注意】
・無垢材の場合は、できる限り濡らさないでください。黒ずみが気になる場合は固く絞った雑巾で汚れを取り、すぐに乾いた布で拭き取りましょう。
・ウタマロクリーナーを使用する場合は、無垢材、大理石など一部の素材には使用できません。
※自宅の階段の材質を確認してから行いましょう。

指が入らない隅は、ヘラにクロスを巻き付けてこすれば一発解決。

蹴込み(段の垂直の面)やヘリも忘れないように! 僕自身、この部分を拭くのは初めてかもしれないです。

全ての段を拭き終わりました。やはり、染み付いた汚れは掃除機だけでは取れないのですね。
滑ると大惨事!乾拭きは必ず行う

絶対に忘れてはいけないのが、乾拭きでの仕上げ。まず水拭きで洗剤成分を拭き取り、その後に乾拭きを行います。こうすることで、階段での転倒事故を防ぎます。
過去に階段で滑って、ちょっと笑えない怪我をしたことがあり、それ以来、我が家では滑り止めと夜光テープを設置し、安全性を高めています。それほど階段は事故リスクが高い場所でもあるのです。
手すりのベタつき退治

手すりって、「家族全員が触る場所=皮脂汚れの巣窟」です。ここで使用するのは油分に強いアルカリ電解水。手すりの裏側も予想以上に汚れているので、上から下に拭いていきましょう。当然ですが、仕上げに乾拭きも行います。乾拭きをサボると“しっとり感”が残るので要注意です。
まとめ:階段は「上から下へ」が鉄則!

階段掃除の手順は……
1、掃除機でホコリを吸う
2、乾いたクロスで掃き出し
3、中性洗剤で本気拭き
4、手すりの皮脂落とし
5、二度拭きで安全に仕上げる
6、巾木部分・角・壁の見落としチェック
階段は面積こそ小さいですが、汚れの種類が多い場所のひとつです。一度“本気掃除”するだけで、上り下りの気分がガラッと変わりますよ。
掃除後、すぐに裸足で階段を駆け上がる次男を見てため息が出たのはここだけの話。ではまた!
