洗濯機だけでは黒ずみが落ちにくい理由

Yシャツの黄ばみや黒ずみの正体は、汗と一緒に付いた皮脂汚れ。
この汚れは時間が経つと酸化し、
・黄ばみ
・黒ずみ
・ニオイ
へと変化していきます。
洗濯機にかけるだけでは、繊維の奥に入り込んだ汚れまでは落としきれないのが現実です。
つけ置き洗いは「時間の余裕が生まれる洗い方」

つけ置き洗いの一番のメリットは、洗っている間に、他のことができること。
40℃前後のぬるま湯に、アルカリ性の粉末洗剤を溶かし、Yシャツを入れたら、1〜2時間そのまま置くだけ。
その間に、
・掃除
・買い出し
・休憩
何をしてもOKです。
高濃度の洗浄液とぬるま湯の力で、繊維の奥にたまった汚れやニオイが、じわじわ溶け出していきます。
黒ずみには、ひと手間プラス

襟や袖の黒ずみが目立つ場合は、つけ置き前に液体洗剤を直接塗布しておきましょう。
ポイントは、
・ゴシゴシこすらない
・トントンと、洗剤を繊維の奥になじませる
これだけで、汚れ落ちは大きく変わります。
つけ置き後は、洗濯機へ

つけ置きが終わったら、そのまま洗濯機で洗います。
このときのポイントは、すすぎを2回以上にすること。
つけ置きで浮かせた汚れをしっかり洗い流すことで、黄ばみ戻りやニオイ戻りを防げます。
実際にYシャツをつけ置きしてみると
一見きれいに見えるYシャツでも、つけ置き後の水を見ると、想像以上に濁っていることがほとんど。
30分放置すると、汚れが溶け出してきました。

「え、これを着てたの?」そう感じる方も多いですが、逆に言えば、今ここでリセットできたというサインでもあります。
年末は“まとめて落とす”が正解

忙しい時期ほど、毎回ちょこちょこ手洗いするより、年末にまとめてリセットしたほうが、気持ちもラク。
つけ置き洗いは、「面倒そう」と思われがちですが、手を動かす時間が少なく、時間の余裕を生む洗濯法です。忙しい方や手間をかけたくない方こそ、取り入れやすいですよ。
年末のひと区切りに、Yシャツも一度、すっきり整えてみませんか。
▼実際のつけ置きの様子は、動画でもご紹介しています。
