気分の波は悪くない。問題は向き合い方
気分の浮き沈みがあると「こんな自分はダメだ」と自分を否定していませんか? まずは、気分の波をどう捉えているのかを見直してみましょう。
50代以降は心が揺れやすい時期
子どもの自立、親の介護、自分の体の変化など。これまで当たり前だった役割が変わる時期は、心も揺れやすくなります。私自身も、子どもの入園や引っ越しなどで環境が少し変わっただけで、理由の分からない寂しさや不安を感じた時期がありました。「こんなことで揺れるなんて」と思っていましたが、それは弱さからではなく、変化の中にいる証だったのです。
「安定すべき」という思い込み
「もう大人なのだから」「母親なのだから」など、無意識に自分を追い込んで苦しめていませんか? 常に平穏に過ごすことだけが正解ではありません。感情が動くのは、それだけ日々を真剣に生きているからです。
感情を消そうとすると苦しい
生きていると落ち込む瞬間は誰にでもあります。自分の感情を無理に前向きに変えようとしたり、忙しさでごまかしたり、押さえ込むほど苦しい感情は強くなります。まずは立ち止まって深呼吸する。それから「少し疲れているのかもしれない」と気づいてあげるだけでも、心は落ち着きを取り戻します。
気持ちを整える「3つのコツ」
気分には波があると分かっているけど、実際にどう向き合えばよいのでしょうか? ここからは、今日から意識できる3つのポイントをご紹介します。
1.感情には終わりがあると知る
どんな気分も、永遠には続きません。過去を振り返ると「あのときも辛かったけれど、いつの間にか終わっていた」という経験があるはずです。今感じている落ち込みも、1つの通過点かもしれません。「この気分もいずれ落ち着く」と知っているだけで、焦りや不安が和らぎます。
2.感情の奥にある本当の気持ちを探す
怒りの奥には寂しさが、イライラの奥には疲れが隠れている場合があります。「どうしてこんなにモヤモヤするんだろう」と、自分に静かに問いかけてみる。モヤモヤの正体が分かると、不思議と感情は扱いやすくなります。感情は悪いものではなく、心からのサインなのです。
3.安心できる時間を作る
大きな解決を目指さなくて大丈夫です。温かい飲み物をゆっくり飲んだり、少しだけ散歩したり、好きな音楽を流す。自分にとってのちょっとした安心が、気分の底をやわらかく支えてくれます。幸福度は一気に上げるものではなく、少しずつ整えていくと日々をより楽しめるでしょう。
気分の波はなくなりませんが、向き合い方次第で幸福度はどんどん安定していきます。気分が揺れる日も毎日を真剣に生きている証です。ありのままの自分をそっと受け止めてみてください。






