病院の受付であたふた…その原因は「受け渡しの流れ」でした
「え、どこだっけ?」
こんなふうに病院の受付で慌ててしまったことはないでしょうか。
病院に着いたら、診察券やお薬手帳を窓口で渡します。最近は、マイナンバーカードの読み取りも必要になりましたね。それからすぐに返されるものもあれば、診察後に受け取る領収書や処方箋などもあり、気づけばバッグの中身がぐちゃぐちゃに。さっき受け取ったはずなのに、何をどこにしまったのか分からなくなる……。
そんな小さなストレスを長年感じていました。
原因は「受け渡しの流れ」にありました。
受付では、提出するもの(すぐ返されるもの・あとで返されるもの)と、新しく受け取るものが混ざり合います。この流れが整理されていないと、どうしても手元に集まった書類やカードが混在し、扱いづらくなります。
そこで見直したのが、「病院セット」のつくり方でした。
◆お薬手帳ケースとカードケースを人数分用意する

まずは、ひとりにつき「お薬手帳ケース」と「カードケース」の2つを用意します。100円ショップのもので大丈夫。私はすべてセリアで買いました。
お薬手帳ケースには、お薬手帳、未成年の子どもがいる場合は必要に応じて母子手帳を入れて、そのまま受付で渡せる状態にしておきます。

一方、カードケースには、マイナンバーカードや資格確認書、診察券、医療証などをまとめておきます。受付では、カードだけを取り出して渡したり、機械に通したりします。
カードケース自体は手元に残すのがポイントです。
というのも、以前は「すべてがひとつになっているのがいい」と思い、お薬手帳とカード類を同じケースに入れていたんです。ところがケースごと渡すと、診察券以外のカードはすぐ返されてしまう。入れる場所がないから財布に入れて、あとからどこにしまったかわからなくなることもありました。
このように、「そのまま渡すもの」と「手元に残すもの」を明確に分ける仕組みづくりで院内での出し入れがぐっとらくになりました。
◆受け取った書類を入れる定位置をつくる
次に用意したいのが、A5サイズ以上のファイルです。できればしっかりとしたつくりのものが理想です。蓋はない方が便利。私はこのような封筒型のファイルを使っていますが、蓋が少しじゃまに感じます。

受付や会計で受け取る書類は一時的にここに入れるルールにします。
領収書、処方箋、薬の明細書、場合によっては診断結果を印刷したものをもらったりもしますよね。
このシンプルなルールなら、面倒くさがりな人でも大丈夫。もし前回の書類が残っていたら、上に重ねて追加していくと時系列になります。だから、もしそのままずっと溜めてしまっても、確定申告のときにも助かります。
処方箋だけは薬局ですぐ使うので手に持ち、それ以外はファイルへ。
これだけで、紙類の迷子がなくなりました。
◆病院専用の収納をひとつ用意する
「病院専用の収納場所」がひとつあると、本当にらくになります。急いで病院を受診することになったときも「財布・スマホ・鍵」を足したらすぐ出られるんです。
このとき使うのは箱でもいいし、バッグでも構いません。スペースを取りたくないならバッグがおすすめ。このバッグはダイソーで購入しました。

これまで紹介した人数分のケース2種やA5ファイルのほか、新品のマスクのストック、ポケットティッシュ、時間つぶし用の文庫本など、病院に持っていくあらゆるものをひとまとめにしておきます。
箱を使うなら、このように「使わないものだけ」置いておくことができます。場所が決まっているから、慌ててそのへんに置いてなくすこともありません。

バッグにすべてを入れて省スペースにしたい人は、中に予備の袋を入れておくと使わないものを同じように置いておくことができますよ。
そもそも病院を受診するときは、慌てていたり、体調が悪くて判断力が鈍くなることも多いもの。
だからこそ、一式をまとめておけば、いざというときも探さずにサッと持ち出せて便利ですよ。
こんなふうに、出かける前に1分もかからず用意できます。

受付でのあたふたも、病院前の準備や、帰宅後の片づけも、すべて、ちょっとした仕組みで減らせます。
「どこに入れるか」ではなく、「どう動くか」に合わせて整えること。それだけで、病院での時間が少しだけスムーズになります。

