ナゾのフタには役割がある
結論から言うと、車のバンパーについているナゾのふたのようなものは牽引フックカバー(トーアイキャップ)。そしてその奥に見える穴は「牽引フックホール」と呼ばれています。ふだん車を走行させるときに使うことはありませんが、いざというときに役立つ、いわば“もしものための備え”です。
最近の車はデザインがすっきりしている分、こうした部分も目立たないようくふうされています。
どんなときに使う?
車のけん引フックが活躍するのは、何らかの理由で車が動かなくなったとき。雪やぬかるみにはまってしまったときや故障した場合などです。エンジンがかからない、走行不能になったときなどに、バンパー内の牽引フックホール(取り付け穴)にけん引フック本体をセットし、別の車で牽引してもらう際に使用します。 日常生活ではあまり出番がない分、「なくても困らないのでは?」と思いがちですが、実際にはいざというときに頼れる、大切な装備のひとつです。
牽引フックの使い方
牽引フックを使用する際は、ねじ穴に回して取り付け、ホイールナットレンチなどの工具でしっかりと締めて固定する必要があります。
また、牽引フックは、多くの車種で標準装備されており、車内のパンタグラフジャッキの収納場所や、専用の袋、スペアタイヤの格納場所などに入っていることが多いです。
ただし、車によっては車載工具セット自体が廃止されたり、別売オプション扱いの場合もあります。詳しくは、車の取扱説明書で確認しておくと安心です。
【注意】免許が必要な場合もある
被牽引車(引っ張られる側の車)の車両総重量が750kgを超える場合は、牽引免許が必要です。ただし、故障して自走不能となった車を止むを得ず牽引する緊急時は、750kgを超えていても牽引免許は不要です。その場合でも、法令で定められた速度制限に従い、ロープの長さは5m以内、ロープへの白布取り付けなどの法定遵守事項があります。



