これ、一方通行じゃありません!
今回ご紹介するのは、こちらの標識。白地に青い矢印が描かれたシンプルな標識は、日ごろから目にすることも多いでしょう。
一見、「一方通行」の標識に見えますが、じつは間違い。本当の意味は……?
「左折可」を示す標識
白地に青い矢印が描かれた標識の正しい意味は、「左折可」です。
“信号が赤でも左折可”というのが、特徴のひとつ。もちろん、歩行者や周囲の車をしっかり確認するのが大前提ですが、知っておくと「信号待ちしなくてもいいんだ」とスムーズに進めます。
標識と合わせて、「常時左折可」と文字が書かれているケースもあります。左折可の標示板は、原則として片側2車線以上の道路に設置されます。
なお、その場所に別途レーン規制標識(指定方向外進行禁止など)がある場合は、そのレーンからの直進・右折が制限されることがあります。
「一方通行」の標識は?
「左折可」と間違いやすい「一方通行」の標識。見た目はよく似ていますが、色が異なります。一方通行の場合は、青地に白い矢印です。
一方通行は車だけではなく、軽車両である自転車にも適用されるのがポイントです。最近は自転車の逆走トラブルも増えているので、家族に自転車通勤・通学の人がいる場合はこのルールを知っているか確認しておきましょう。
補助標識にも注目しよう
一方通行の標識には、白い長方形の板で「補助標識」が付いているケースがあります。
たとえば、一方通行の標識の下に「自転車を除く」と書かれている場合、自転車は除外されます。補助標識の内容は場所によって異なりますので、必ず確認しましょう。
似ていても、意味はまったく別物
見た目はよく似ていますが、「白地に青い矢印=左折可」「青地に白い矢印=一方通行」と意味が異なります。
普段なんとなく見過ごしてしまう標識ですが、意味を知っておくだけで運転の安心感が変わります。いつもの道でも、改めて確認しておきましょう。





