あの小さな突起は「まぶしさを防いでくれる」レバー

ルームミラーの下についている、小さなレバーのようなものの正式名称は「防眩(ぼうげん)式ルームミラー」のレバーです。主に活躍するのは、夜間の走行時。後続車のヘッドライトがまぶしいときに、レバーを操作すると、鏡の角度が変わり、反射を弱めてくれます。
つまり、“謎のフック”の正体は、後続車のヘッドライトによるまぶしさを防いでくれる、大切なものなのです。
「レバー」の使い方
操作はいたって簡単、レバーの角度を変えるだけで後方車両のライトの反射を和らげます。
反射を弱める→レバーを手前に引く

後ろのライトが眩く感じる夜間走行時は、レバーを手前に引きましょう。すると、鏡の角度が傾いて反射光を抑えてくれます。
反射を強める→レバーを奥側に押す

反対にレバーを奥に押すと、ライトの反射は強くなります。昼間走行するには問題ありませんが、ライトをつける夕方~夜の時間帯は向きません。
ものを吊り下げて使うのは避けて!

フックのような見た目の「レバー」。ここに、マスクやキーホルダー、おまもりをかけている方は少なくないでしょう。しかし、防眩効果を得るには、レバーを手前に引く必要があるため、ものをかけた状態では使えません。

「防眩(ぼうげん)式ルームミラー」のレバーは、ドライバーの視界と安全を守る大切なパーツです。正しい使い方で、安全な走行を心がけましょう。
