知らなかった…。「非常口マーク」の“色”に隠された意味とサイン

カルチャー

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2025.10.20

お店やオフィス、学校などさまざまな場所にある「非常口マーク」。何気なく見ている“走る人のマーク”ですが、実はすべて同じではないことを知っていますか? ここでは、意外と知られていない「非常口マークの色が示す本当の意味」についてご紹介します。

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非常口マークは2種類ある

よく見かける非常口マークですが、実は2種類あることをご存知でしょうか? 色によって意味は異なり、それぞれ大切な役割を果たしています。

緑背景のマークは「避難口誘導灯」

避難口誘導灯出典:stock.adobe.com

背景が緑のマークは、きっとふだん目にすることも多いでしょう。正式には「避難口誘導灯(ひなんこうゆうどうとう)」と呼び、実際の非常口そのものを示すサインです。
避難口誘導灯は、主に次のような場所に付けられています。

・建物の出入り口
・映画館シアターのドア
・非常階段の出入り口

避難口誘導灯は、「ここから外に出られる印」なので、屋外につながる出入り口に設置されています。日本ではJIS規格でデザインが統一されており、誰が見ても「出口」と分かるよう、国際基準に基づいたピクトグラム(視覚記号)になっています。
緑は「安全」「安心」を意味する色。いざというときは、迷わずこの緑のマークを目指しましょう。

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白背景のマークは「通路誘導灯」

通路誘導灯出典:stock.adobe.com

背景が白い非常口マークは、「通路誘導灯(つうろゆうどうとう)」が正式名称です。非常口そのものではなく、非常口へ続く道のりを示しています。
通路誘導灯が付けられているのは、主に次のような場所です。

・建物の廊下
・階段の入り口
・映画館の通路

通路誘導灯は非常口までの道筋を示すため、ドアや壁面に付いていることもあれば、ステッカーにして床に貼られるなど、設置方法がさまざまです。避難経路を分かりやすく案内するため、矢印が描かれている場合も多いです。
非常口を探すときは、白い背景のマークに沿って進むと、たどり着けることを覚えておきましょう。

本当の意味を知り、万が一に備えよう

非常口マークは、見慣れていても意外と意味を知られていません。

・背景が白のマーク → 出口までの道筋を示す「通路誘導灯」
・背景が緑のマーク → 実際の出口「避難口誘導灯」

この違いを知っておくだけで、万が一のときもスムーズに避難しやすくなるはず。家族で外出したときや旅行先のホテルなどでも、「非常口マークを見つけて確認する習慣」をつけてみてください。“もしものとき”に自分と大切な人を守るための、ちょっとした備えになりますよ。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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