報連相がないと何が起きるか
「聞いてないんだけど」
この一言から始まるケンカ、経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
週末の予定がバッティングしていた。
急に「今日は遅くなる」と言われて、夕飯の準備が無駄になった。
知らないうちに大きな買い物をしていた。
どれも、事前に共有されていれば防げたこと。
でも問題は、予定がぶつかることだけではありません。
「時間」という夫婦共有の財産を、勝手に使われてしまっている。そんなイライラの原因にもなってしまいます。
情報共有とは、「不自由な拘束」ではなく「時間を分け合うためのマナー」でもあるんです。
でも「報連相しすぎ」も問題
かといって、何でもかんでも報告すればいいかというと、そうでもない。
「いちいち許可取るなんて面倒くさい」
「自分の予定なのに、管理されてる感じがする」
何を隠そう、結婚前の僕はこうした不自由さを想像して勝手に不安になっていました。
報連相が「共有」ではなく「監視」のように感じられると、息苦しくなる。
夫婦の報連相は、少なすぎても多すぎても問題。ちょうどいいラインを見つけることが大切です。
ちょうどいいラインはどこか
では、どこまで共有すればいいのでしょうか。
わが家で意識しているのは「相手の時間や家族の資産に影響するかどうか」です。
- 帰宅時間が普段と変わるとき
- 週末の予定(外出・来客など)
- 子どもの行事や学校関係のこと
- 大きな買い物や出費
僕は毎日食事の準備をしていますが、妻がその日何時に帰宅するか、夕飯はいるかどうか、によってメニューや手間に大きな影響があります。
また、僕は休日に出張になることが多いのですが、事前に予定を共有しておかないと親がどちらも家にいない、なんてことになると調整が色々大変になります。
家具や家電など大きな出費や、部屋のスペースを大きく必要とするものも、事前に共有します。逆に自分のお金で買うのなら、たとえ高額なものであってもべつに事前の共有などはしません。
夫婦だからといって、何もかも伝えなくちゃいけないのはさすがにシンドい。だけど、自分勝手に何もかも自由にされていたら、その尻拭いを相手がすることになってしまう。
だからこそ、家族への影響が大きなことに関しては、しっかり共有するようにしています。
報連相は「関心」の表れ
そして、意外にも「報連相」が夫婦のコミュニケーションを豊かにする、ということにも結婚をしてから気が付きました。
「言わなくてもわかるでしょ」
「いちいち言わなくていいでしょ」
そうやって、何でも言わなくてもわかった風を装うのは楽かもしれない。
でも、相手からすると、それは「関心がない」ように映ります。
報連相は、管理のためにやるものではありません。「あなたのことを気にかけているよ」というサインにもなる。
「今日遅くなるね」のひと言。
「週末、〇〇に行ってくるね」のひと言。
大した情報じゃなくても、その「ひと言」があるかないかで、長い目で見たときの信頼関係が変わるのです。
「言わなくてもわかるけど、言う」
夫婦の報連相に、正解はありません。「ここまで共有すべき」というルールも、夫婦ごとに違うでしょう。
大事なのは、お互いが心地いいラインを見つけること。そして、そのラインを「言わなくてもわかるだろう」で済ませないこと。
「言わなくてもわかる」より、「言わなくてもわかるけど、言う」。
その小さな積み重ねが、夫婦の信頼を育てていくのだと思います。




