色鉛筆が“丸い”そのワケは……
これまでいろんなメーカーの色鉛筆を使ってきましたが、思い返すとどれも丸いんですよね。子どもたちが愛用している色鉛筆も、丸軸。これって、なんでなんだろう……。
持ち方の自由度と「指当たりのよさ」
色鉛筆が丸いワケは、三菱鉛筆株式会社公式サイトに書いてありました。結論から言うと、どんな持ち方をしても指当たりがよく、自在に描きやすくするためです。
絵を描くとき、色鉛筆の持ち方は決まっていません。垂直に立ててみたり、横に倒してみたり……いろいろな持ち方で芯を滑らせます。
どんな角度で持っても指にフィットし、スムーズに芯を滑らせることができるよう、あえて角のない丸軸に作られているのです。
かつては芯を保護するためだった
そして、もうひとつ意外な事実が分かりました。
黒芯の鉛筆は芯を焼いて作られますが、色鉛筆の芯は焼かずに作られます。そのため、かつては強度的に脆く、六角形の軸だと角と面で芯までの距離に差ができてしまい、芯を十分に保護できなかったのだそうです。
現在は製法が進歩したため六角形の軸でも作れるようになりましたが、こうした「芯の保護」という歴史的背景も丸軸が主流だった理由のひとつでした。
理由がわかるとスッキリする!
現在は六角形の色鉛筆もありますが、描画のしやすさや指当たりのやさしさから、今でも丸軸が多く使われています。普段は気にも留めないことかもしれませんが、こうした開発の工夫や歴史を知ると、いつもの道具が少し愛おしく思えますね。



