ぽっこりお腹に効果的な呼吸法とは?
ぽっこりお腹に効果的な呼吸法は
ピラティスで使用する「胸式呼吸」というものです。
胸式呼吸とは肋骨を広げて息を吸い、吐きながら胸を縮める呼吸法です。
自然に呼吸すると胸やお腹が膨らみますよね。
それを意識的にお腹が膨らまないようするのが特徴です。
では、やってみましょう!
運動が苦手でもできる!ピラティス胸式呼吸
始めは分かりやすく、仰向けに寝た体勢で行ってみましょう!
①仰向けに寝た体勢で、腰の幅に開き膝を立てます。
②正しい姿勢をつくりましょう。
・あごを少し引き、肩を自然に引き下げる。
・背筋を伸ばし腰全体がつかないように、腰とマットの隙間は指1本分が目安。
③正しい姿勢のまま、胸、脇、背中にかけて膨らませるように鼻から息を深く吸います。
★point★
特に背中が床に当たるのを感じましょう。
④口からため息をつくように「はぁー」とゆっくりと吐きます。
★point★
ズボンのファスナーを下から順に締めていくイメージです。
呼吸中はずっと「お腹を膨らませない」「ゆっくりと深く呼吸をする」ということがポイントです!
★解説「お腹を膨らませない」ということは?
無意識の呼吸だと、横隔膜が下がるのと一緒にお腹も膨らんでしまいます。それ対して膨らんでこないように制御します。
この制御する働きをするのが「腹横筋」というインナーマッスル(内側の筋肉)です。この呼吸法はこの筋肉を働かせます。
「腹横筋」はコルセットのようにお腹の周りをぐるっと取り込んでいる筋肉です。
腹横筋の役割は、姿勢を整えるだけでなく、腸などの内臓が下垂しないように支えています。
腹横筋を鍛えることで内臓が正しい位置に収まり、お腹を引き締め、身体の内側から「ぽっこりお腹」を解消する効果が期待できます。
ピラティスの胸式呼吸は、エクササイズに大変重要なものですが、呼吸法自体にも、以下のような効果が期待できます。
①交感神経を活発にするので身体全体が活性化
②酸素が隅々に行き渡り、新陳代謝がアップ
③胸が広がり肋骨の動きが良くなるので、肩こり改善
④深い呼吸をすることにより、リフレッシュ効果
身体の機能に総合的に働きかけるためには、正しい呼吸の仕方で行うことが必要です。
マスターできるまでは、繰り返し行うのが良いですが、1日1セット10回を目安にやってみましょう!やるタイミングは、朝がオススメ。朝だと頭も身体もスッキリしますよ。逆に夜やると、交感神経が活発になるので、寝る前などは避けた方がいいです。
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