「VIO脱毛」って具体的にどこの脱毛?メリットは?
今回お話を伺ったのは、聖心美容クリニックの川守田先生です。
「VIO脱毛」という言葉が一般化してきた昨今、「VIO」とは具体的にどこを指すのか、「VIO脱毛」のメリット、そして実際に「VIO脱毛」の施術を受けた人からはどのような感想が聞かれるのかというところから、先生に聞いてみました。
「”VIO脱毛”は、Vライン(両脚の付け根あたり)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(肛門周り)の部位名の頭文字をつなげたもの」ということ。
メリットとしては「アンダーヘアがないことで、デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなるため、臭いや痒みの軽減につながる」ことが挙げられるそう。
そして、実際に施術を受けた人からは「水着を着るときに楽」「デリケートゾーンの痒みが軽減された」「月経時の臭いが以前よりも気にならなくなった」「自転車のサドルで擦れて痛かったのがなくなった」「下着に汚れが付きにくくなった」という声が聞こえているのだそうです。
このような感想を聞くと、日常で感じていたプチストレスが「VIO脱毛」によって解消されるのだと目からうろこな人も多いのではないでしょうか。
施術法は?手足や脇より痛い?
気になる施術法ですが、手脚や脇などの脱毛と同じくレーザーを当てていく施術です。「一般的に手脚や腕よりも毛が太く、また敏感な部位のため、痛みを強く感じる傾向にあります。最近は、従来よりも痛みが少ない”蓄熱式”のVIO脱毛が人気」なのだそう。
「VIO」の脱毛は想像しただけでも痛そうですが、痛みが軽減される施術法があるのには背中が押されますね。
「VIO脱毛」をする40代が増えてきている!
「VIO脱毛」をする人が増えてきているという昨今、どのような年代の女性が施術しているのでしょうか。
「"VIO脱毛”は10代〜40代に人気です。10〜20代は全身脱毛時にVIOも一緒に申し込まれるパターンが多く、30代、40代はVIO単体(他は脱毛済み)で申し込まれるパターンが多いです」。
30代、40代が増えてきている理由としては、「VIO脱毛はここ数年で痛みが少なくなったこと」が挙げられると言います。確かに、「VIO脱毛」はとても痛いというイメージがありますよね。ですが、「昔施術を受けたけれど痛くて途中でリタイアした、という方がリベンジされるようです。施術を受けていただいた際に痛みの少なさに改めて驚かれる方も多いです」と川守田先生が語るように、技術の向上で痛みが軽減されているようです。
介護を視野に入れての「VIO脱毛」?
今、40代の女性が「VIO脱毛」を希望する理由とは一体何なのでしょうか。
これには「親御さんの介護を経験されたことで、デリケートゾーンを清潔に保つ難しさを実感され、将来、ご自分が介護を受ける立場になったときに備える方が多いようです」との回答。自身が介護”される”時を見越しての「VIO脱毛」ということです。
また、「介護を経験していない方にも、アンダーヘアがあることで清潔に保てず、臭いや炎症が起こりやすくなるということが広く知られてきたこともVIO脱毛の需要が高くなった理由」なのだとか。
ちなみにレーザーは黒に反応するため、「白髪はレーザー脱毛できませんので、まだアンダーヘアに白髪がないうちの施術をおすすめします」と川守田先生。
教えていただいたのは
聖心美容クリニック 川守田詩乃先生
Profile
青森県出身。昭和大学医学部卒業。千葉大学整形外科学等で勤務後、2019年より聖心美容クリニック勤務。2020年1月より聖心美容クリニックの姉妹クリニック「S-Labo(エスラボ)クリニック渋谷院」での診療も開始。穏やかな口調で、医療脱毛をはじめとする施術で女性のお悩みに応える。日本美容外科学会(JSAS)・日本美容外科医師会会員。
広告をよく見かけたり、施術を受けた経験者の話も聞くようになってきた「VIO脱毛」ですが、審美的な理由以外に、衛生面や自分が介護を受けるときのことを理由に、大人の女性たちの間で希望する人が増えてきています。自分自身の体と、将来と向き合うためにも、「VIO脱毛」を始めるのはありかもしれませんね。
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