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【2020年を振り返る】今までの当たり前を問いただす年だった|門川良平さんが得たもの、やめたこと

カルチャー

 2020年を振り返る

2020.12.30

オリンピックイヤーになるはずだった2020年は、まさかのパンデミックにより日本だけではなく世界全体が混乱と変化の年になりました。今もまだ続く新型コロナウイルスの大流行により大きく変わった私たちの生活。 コミュニケーション方法や働き方も変わり、外出頻度は極端に減りました。季節を問わずマスクをつけ、消毒を徹底する日々。今までの生活は大きく変わり、良くも悪くも驚くほど変化せざるを得ない1年でした。 そんな2020年、saitaで活躍頂いた皆さんに「2020年を振り返って、感じたこと、変わったこと、始めたこと」を聞きました。3人目は学習コンテンツクリエイター・ボードゲームデザイナーの門川良平さん。

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門川良平さん門川良平さん:学習コンテンツクリエイター・ボードゲームデザイナー

2020年という年は……

いろんな場面で直接のコミュニケーションは減りましたが、唯一家族とのコミュニケーション時間はとても増えた1年間でした。

緊急事態宣言下で小学生と保育園の息子たちが在宅しながらの共働きは今思い返しても大変だったように思いますが、不思議なもので何がそんなに大変だったのかすでに忘れている部分もあります(笑)

結果、振り返ってみるといつもの1年と同じ、良いことも悪いこともあったけれど、総じていうと良い1年だったなという感じ。

阪神大震災や地下鉄サリン事件があった1995年。9.11があった2001年。東日本大震災があった2011年と同じように、この2020年が社会的に、世界的にどういう意味があったのかは5年後、10年後に振り返って始めてわかると思います。

 

2020年に買った満足度高めのお気に入り

4月頃にランニングマシーンを買いました。
2万円台の格安モデルを、ECサイトに溜まっていたポイントなどと合わせて買ったので実質6千円ほど! 2年前から朝ランニングを習慣にしていたのですが、マスクやバフで口を覆ってのランニングにどうしても慣れることができず、購入しました。

ランニングマシーン

結果、梅雨時も猛暑の夏も今の寒い中でも家で配信サイトのドラマを観ながらランニングできていてとても快適です。もちろん外で走りたい日は外ランニングもしますが。この1年でないとしない買い物だったと思いますが、これからも重宝しそうです。

2020年 心に残った書籍、映画、ドラマなど

映画『クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』(東宝)

9月頃、再開された映画館にて9歳と4歳の息子たちと一緒に鑑賞しました。いつものクレヨンしんちゃんワールドに輪をかけて、とてもいびつでヘンテコな映画です。

でも、作り手の人たちが今の時代に発したいメッセージがこれでもかと詰まっていて、とても熱量の高い映画でした。帰り道、長男から「お父さん、めちゃくちゃ笑って、めちゃくちゃ泣いていたね」と言われたことも含めて、思い出に残る映画体験です。

2020年始めたこと

炊飯器調理を始めました。もともと興味はあったのですが、炊飯器を調理に使っている間、ご飯を炊けないことがネックで手を出していませんでした。今回、炊飯器を買い換えるタイミングで古い方の炊飯器も残し、2台体制にしたことをきっかけに始めてみました。

今ではその便利さと美味しさにすっかりハマっています。放り込んでスイッチを押すだけ。火加減を気にする必要もない。

炊飯器調理

在宅で仕事をする日は、昼ご飯を食べたらその流れでパパッと素材を切って炊飯器に仕込みます。そうするとその後、仕事に没頭していても夕飯時にはばっちり仕上がっています! 在宅のリズムにもピッタリでした。玉ねぎのスープ、ミネストローネ、豚の角煮、参鶏湯、ローストビーフ。これからももっと色んなレシピにチャレンジしたいと思っています。

2020年辞めたこと

特に辞めたことはないですね。

2019年度中に独立・起業した関係で既に通勤もない状態になっていました。2019年は大きな変化や辞めることを含めた決断を個人的にたくさんしたので、2020年はどちらかというと、フラットな状態に何を付け加えていくかという1年でした。

どんな2021年になればいいと思いますか?

今まで特に考えもせず当たり前と思っていたことを問い直す機会が社会全体でたくさんあった2020年でした。

2021年は当たり前を問い直した上で、元に戻った方が良い部分は元に戻し、変化していった方が良い部分は変化させていくような形で。ゼロベースから冷静に社会機能を回復、または変容させていく1年になると良いなと思っています。

個人としては家族との時間を大事にしながら、今年なかなかできなかった、日本各地を回ってオリジナルのゲーム型ワークショップを展開することや、各地の自治体や企業とのコラボレーションを進めていきたいと思っています。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

門川 良平

門川 良平

ベネッセコーポレーション→小学校教員→うんこドリル事業のプロデューサーを経て、現在は「すなばコーポレーション」という会社を立ち上げ、学習コンテンツクリエイター・ボードゲームデザイナーとして活動しています。2児の父。

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