肌荒れには、心理的な理由がある
ストレスが多くなると、肌が荒れることは多く人が実感してるのでは? これを鎌田さんのメソッドでは、「感情の炎症」と読んでいます
「ストレスに慣れ切っている私たちは、自分の感情が「炎症」を起こしていると気づくことができません。ですが海外では、ストレス度の高い人ほど、肌に悪影響を与えることがさまざまな実験でわかっています。だからこそ、鏡を見て、ストレスの原因を突き止め、感情の炎症を鎮静させましょう」(鎌田さん
鏡を使って、顔をチェックしましょう
では実際に、鏡を使って深層心理に隠された「肌荒れの原因」を見つけていきましょう。鏡に自分の顔を写し、以下の部位をチェックしていきます。
- 肌の乾燥
- 吹き出物(ニキビ)
- シミ
- シワ
- 湿疹
- 皮膚炎
この時、注意して欲しいのが、ご自身の「感情のバロメーター」です。特に「見たくない」「恥ずかしい」など、目を逸らしたくなるほど強く感じた部位とその感情をしっかり覚えて、次の回答に照らし合わせてみてください。
肌荒れの状態で自分を知る
顔をチェックしたときに出てきた感情こそ、あなたの「内面の鏡」の声。肌荒れした部位の解釈と合わせて、自分だけの対処法を見つけていきましょう
1:肌の乾燥
「心もお肌も砂漠化! 時間に追われ、心の余裕がなくなっている」
時間に追われ、せわしない生活を送っているようです。最近、ゆっくり自分に手をかける時間もなく、心の余裕もないのではありませんか?
2:吹き出物(ニキビ)
「ストレスも限界! 強い怒りを溜め込んでいる」
誰にも言えない「怒り」を溜め込んでいる可能性が高いです。それは、仕事や社会、家庭や人間関係、はたまた自分自身に向けた怒りかも。
3:シミ
「ひとりで抱えこみすぎ! 深い悲しみや不安を抱えている」
知らないうちに、ひとりで抱え込んでいませんか? 心配性の方が多く、気持ちを引きづりがちで、悩みが尽きないようです。
4:シワ
「寂しがり屋な孤独屋!? 自分を過小評価して孤独を感じている」
繊細な方が多く、他人からの言葉に傷ついたり、ないモノねだりが多いのではないでしょうか。そんな時は「いまの自分にあるもの」を思い浮かべて。すでに自分が持っていることに気がづくはず。
5:湿疹
「感情が爆発寸前! 感情を表に出せないでもがいている」
苦しい思いをしているのでは? そんな時は、抱えている感情を、鏡の前ですべて声に出してみましょう。
6:皮膚炎
「蓄積された感情がジリジリと自分を蝕んでいる」
いままでずっと何かを我慢してきていませんか? なぜそんなにも我慢してきたのでしょう? そろそろ自分のためだけに生きてみましょう。
*より詳しい分析内容は、鎌田さんの著書「運命を変える鏡の本。」(サンマーク出版)をご覧ください。
自分の本音、見つかりましたか?
「自分の気になる部位を認めることで、意識することができます。人間は意識すると、そこに細胞が全集中し始めるので、心と身体へ最高の美容液になるんです」(鎌田さん)
「鏡に映る自分を磨くことに限界はない」とおっしゃる鎌田さんの言葉通り、自分の「内面の鏡」をしっかり見つめることで、毎日を自分らしく過ごしていきたいですね。
教えてくれたのは:鎌田聖菜さん
鏡学カウンセラー。1984年生まれ。大学で臨床心理学を専攻。女優を経験後、美容業界へ転身。外見の美だけでなく内面の輝きと幸せの関係性に気がつき「鏡学」を確立。現在は、個人セッションだけでなく、美白コンサルタント、コラムニストとしても活躍。著書に「運命を変える鏡の本。」(サンマーク出版)