臨場感あふれるオンラインイベント
オンラインで行われたクリスマス&バレンタインコレクション発表会は、まるでモニターの前にいる私たちが、パリの街並みを楽しみながらLA MAISON DU CHOCOLATのブティックでショッピングをしているかのような演出からスタートしました。M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を持つ、LA MAISON DU CHOCOLATシェフ・パティシエ・ショコラティエのニコラ・クロワゾー氏ににこやかに迎えられ、扉を開けるとそこには、美しくテーブルセッティングされた新作チョコレートが!
そんな、心ときめくパーティーのスタートを予感させる演出からスタートしました。
今年のテーマは「揺れ動く思いの中の美しさ」
2916個もの飾り穴が施され、異なる5種類のサイズのクリスマスボール26個で装飾された、このブールベルサント ドゥ ノエルは、全てが手作りの直径43センチもある特別限定アートピース。ボールの中にはLEDイルミネーションライトが潜んでいて、美しい光のアートを放ちます。もちろん本物の69%ダークチョコレート製(非売品)で、日本では丸の内店にて展示予定とのこと。この繊細な星をあしらったチョコレートアートの瞬きは、世界中の人々のコロナ禍での、心の揺らぎをあらわしているようにも思えます。センターに輝く力強い大きな星は、北極星のように道しるべとなって私たちを導いてくれるかのよう……。全ての今年の作品の核となるテーマがこのアートに集結しています。
ブトン ドゥ カネル
日本のものとは少し違うルックスですが、この果実はいちじく。そしてシナモンスティックのそばにあるベージュの粒はアーモンド、黒いアートフラワーの部品?人生ゲームの人?のようなものは、シナモンの蕾(つぼみ)だそうです。カシスノアールの秘密を2021年バレンタインコレクションの記事でご紹介したことを思い出しました。カシスとシナモン、素材は違いますが、蕾を使った抽出方法に共通点を見ることができます。
まず心を奪われるのは、ドライフルーツのそれとは全く異なる、フレッシュないちじくの味わい。そして、小気味よいサクサク感を感じつつもまろやかなまとまりを見せるプラリネ。最後にはまるで弦楽器のようにシナモンが静かに響きます。イントロはいちじく、サビはプラリネ、そしてエンディングはシナモン…音楽のような、余韻までおいしいひと粒です。
ガナッシュ サントメ
ガナッシュ サントメについて語るとき、ニコラ・クロワゾー氏は最初に「サントメ島のカカオ」のお話をされました。この島は、赤道直下にあり、火山が多く存在するため、カカオの生産にはとても適しているそうです。クリスマスを象徴する星をあしらった、このガナッシュ サントメは、クリームやバターを使わず、植物由来の素材だけを使ったビーガンチョコレートであることにもぜひ注目してください。
まず最初に驚くのが、甘い香りとさわやかな酸味。「フルーツは入っていないはずだけど?」と少し悩んで?いると、次は濃厚なカカオが迫ってきて、溶け切る寸前にエッジの効いた刺激が残ります。バターやクリームを使っていない分、ダイレクトにカカオが楽しめる、爽快感のある味わいです。ブトン ドゥ カネルが音楽なら、こちらはまるでストーリー展開の早い小説のよう…ページをめくるごとに手が伸びるひと粒です。
プレゼントにはショコラカレンダーを
「プレゼントにするなら?」という質問に、ニコラ・クロワゾー氏が「家族には、ひとりひとり違うものを贈るけど、子どもたちにならこれかな。」と紹介されたのが、このオーナメントのような立体のショコラ カレンダー 2021。ひとつひとつ窓を開けて、パリの老舗の味を堪能しながら待つクリスマスは、きっと特別なものになりますね。
店頭販売は11月上旬より各店舗にて
アーティスト ジゼル・バロッソ・バルダンの作品であるパッケージは、深みがありながらも華やかなトーンのグリーンにクリスマスボールがあしらわれています。クリスマス限定商品としてご紹介した2つのレシピは、人気の定番レシピと共に、こちらのノエル ブールヴェルサン 4サイズ:S1~S4(16~110粒入り)で出会うことができます。
なお、店頭販売は11月上旬から、とのこと。ギフトはもちろん、愛と情熱とこだわりが詰まったひと粒で、ぜひあなた自身にも飛び切りのひと粒を。
そして心豊かなクリスマスを!