おいしいナスの見分け方
おいしいナスは5つのポイントで見分けましょう。
- ガクのトゲが鋭い
- ずっしりと重い
- ヘタと実の間が白い
- 実がふっくらしている
- 皮が濃い紫色
おいしいナスを見分けるときはまずガクの状態をチェックしましょう。
ガクに鋭いトゲがあるものは新鮮なナスの証拠です。収穫後時間が経ち水分が抜けてしまったり、流通時に擦れたりすると徐々にトゲは丸くなっていきます。
ただし、秋ナスは木が弱ってしまっていてトゲも弱々しくなっていることが多いんです。夏のナスはトゲの鋭さで選ぶことができますが、秋のナスはその他のポイントもしっかりとチェックしましょう。
次に重さをチェックしましょう。ナスは93%が水分と言われていますが、収穫後時間が経つと水分が抜けていきます。重くて皮にハリがあるものほど水分量が多いので収穫後時間が経過しておらず新鮮といえます。
またヘタと実の間の色でも鮮度がわかります。この部分は白いほうが鮮度がいいんです。この白い実はなすが新しく成長した部分です。太陽に当たる前に朝採りすることで白いまま出荷されています。
あとこれは農家さんから聞いた話ですが、なすは実がふっくらしていて紫色が濃いものの方が味が良いそうです。
また私が仕事で鮮度チェックをするときはガク付近をチェックします。ガクは白いカビが生えやすいですし、ガク付近の実から傷みやすいので買う際もガク付近を重点的にチェックしましょう。
お客様の多くは傷がついたものを避けていますが、傷があるもののほうがポリフェノールを多く含んでいるという話もあります。傷なしのものと比べて味も大差ないので傷にかんしては気にしなくても大丈夫です。
秋はナスをたくさん食べてください
秋ナスって最高においしいですよね。煮浸し、焼き茄子、麻婆茄子などどれも最高ですよ。今回のおいしいナスの見分け方を使って今がおいしい秋ナスを存分に楽しんでくださいね。