「泥が付いた服」汚れが余計に落ちづらくなる“絶対NGな洗濯”とは

家のこと

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2023.08.01

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。夏休みは、いろいろな場所にお出かけをしたくなりますよね!自然の中で思いっきり遊んだ後…家に帰ってきて困るのは「泥汚れ」。実は、泥汚れは水で洗い流すと落ちにくくなってしまうのをご存知ですか?落ちにくい泥・砂をしっかり落とすお洗濯術をご紹介します!

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泥汚れは、洗濯機洗いだけでは落とせない!

泥・砂汚れは、お洗濯をしても衣類に茶色いシミが残ってしまいませんか?
泥は細かい粒子の汚れなので、洗濯機にかけるだけでは、粒子が繊維の中に入り込んでしまいます。

表面についた汚れは洗濯でも落とせますが、繊維の奥に入ってしまった汚れを落とすには、洗濯前の前処理=もみ洗いが欠かせません。

水洗いで茶色いシミに……

前処理せずに洗濯機にかけると…シミになってしまうことも。出典:www.photo-ac.com前処理せずに洗濯機にかけると…シミになってしまうことも。

泥汚れのお洗濯で、1つ注意していただきたいことがあります。

泥で汚れた衣類を、洗濯前に水道水で洗い流していませんか?
実はこれが、絶対NG なんです。

細かい土の粒子が繊維の奥へと入り込み、さらに汚れが落ちにくくなってしまいます。

泥汚れをしっかり落とす!洗濯前の2Step

泥汚れを落とす時に大切なのは、

  • 繊維の奥に入り込ませないようにする
  • 繊維の隙間に挟まった泥の粒子を【揉み出す】

の2つです。これを意識して、お洗濯しましょう!

Step1:よく乾かし、しっかりはたく

泥汚れは、水分を含んでいることがあるため、まずはしっかり乾かしましょう。
乾いた後は、手やブラシを使って泥をはたき落とします。

強くはたきすぎると、繊維の奥に汚れが入り込んでしまうため、注意が必要です

Step2:洗剤をつけ、お湯でつけ置き&もみ洗い

お湯を使う方が汚れ落ちがよくなります!お湯を使う方が汚れ落ちがよくなります!

アルカリ性粉洗剤・酸素系漂白剤を、40~45℃のお湯によく溶かし、つけ置き洗いします。
汚れがひどい時は、洗剤を直接塗ってから、つけ置きしましょう!

お湯を使うことで、洗剤の洗浄効果が高まります。
洗剤が衣類の皮脂汚れと一緒に、泥の粒子も繊維から浮かせて落とします。

つけ置き後は、バケツの中でもみ洗いをし、繊維の隙間に挟まった泥の粒子を揉み出しましょう。

洗濯機にかけるときの注意点

洗濯機の泥汚れコースがある場合は活用しましょう!洗濯機の泥汚れコースがある場合は活用しましょう!

  • バケツに泥が沈殿している時は、衣類だけ取り出します
  • 洗浄力の高いアルカリ性粉洗剤がおすすめ
  • 蛍光剤が配合されている洗剤を使うと、白物がより白く仕上がります
  • 少ない量ので洗濯をすると、汚れ落ちがよくなります
  • 酷い汚れの時は、注水すすぎにしましょう

落としにくい泥汚れですが、前処理をしっかりすることで落とすことができます。
洗濯前のひと手間で、汚れをスッキリ落としましょう!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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