あなたの悩みはどれ?
身体や健康の悩み・コンプレックスは人それぞれ。多くの悩みに共通しているポイントは「呼吸の改善」が必要ということ。
まずは、以下のような状態に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
- そこそこ激しい運動をしても全く痩せない
- 筋トレしても筋肉がついてこない
- 食事制限しているのに、逆に太ってきた
- 長時間歩くと、呼吸が辛くなってくる
- 階段を登ると、すぐ息があがる
- 自分には「持久力がない」と感じる
- お腹周りだけ、いつまでも痩せることができない
該当する項目があった人は、呼吸法を改善することでその悩みが解消される可能性があります。
痩せ体質になろう!
余計な脂肪をすぐに燃やすことができる「痩せ体質」になるには、呼吸によってたくさんの酸素を取り込むことがポイントです。そもそも脂肪を燃やすには一定量の酸素が必要。呼吸が浅くて短いと、取り込める酸素の量は少なくなります。
効率よく痩せる呼吸
一番効率よくジョギングで脂肪を燃やせるのは、最大酸素摂取量50~60%の状態といわれています。最大酸素摂取量とは、体内に取り込まれる1分あたりの酸素の最大量のこと。
分かりやすく言うと、リズミカルに走って「ハッハッハッ」「ハァハァ」という軽く息があがるくらいで取り込める酸素量に値します。その状態で20分ほどジョギングなどの有酸素運動をすると効率の良いダイエットが可能になります。
しかし、普段から呼吸が上手くできていない人は、同じ運動をしてもすぐに「ゼーゼー」と肩で息をするような状態になってしまい、疲れる割には脂肪が燃えないという残念な状態に陥ってしまいます。
吸うよりも「吐く」意識をもつ
酸素を取り込みにくい状態になっている人は、息を吸うのが下手なのではなく「吐くのが下手」な人であることがほとんど。
肺に残っている酸素量が多ければ、新しい酸素が入ってくるスペースはほとんどなく、最大酸素量も低い状態となってしまいます。そうなると脂肪燃焼の効率は大幅に下がってしまいます。
また最大酸素摂取量が少ない人は、多い人に比べると心血管系疾患の罹患率や死亡率が高いという研究結果も存在します。
息を吐くための筋肉を育てる
息を吐き出すためには、内肋間筋と腹筋群を上手に使うことがポイント。
とくに腹筋の中でもインナーマッスルに該当する腹横筋・内腹斜筋は鍛えておいて損はない筋肉!筋肉を鍛えるには「キツいトレーニングをしないといけない」と思っている人も多いかもしれませんが、実はそんなことはありません。
寝たまま「腹筋強化」エクササイズ
寝たままでも、やり方によって腹筋を鍛えることができます。
しかも、今回は仰向けに寝たまま1分やるだけ!もちろんベッドや布団ではなく、ヨガマットなどの上で行っても効果は同じです。
早速、やり方をチェックしてみましょう。
- 仰向けの状態で両膝を立て、顎をひく
- 両手をおへその上に当てて、お腹の動きを感じながら行う
- 息を吐きながらお腹を凹ませていき、腰を床にできるだけ強く押し付けていく
- 10秒かけて息を吐くようにする(難しい場合は時間を短くしてもOK)
肩に力が入ったり、顎が上がったりしないように気をつけながら行いましょう。
起床時1分の習慣にしよう!
今回のエクササイズは一日1回でもいいので、朝起きたときや夜寝る前の習慣にしてみて下さい。お腹の力をしっかり使って息を吐き切るクセをつけることで、日常生活での脂肪燃焼効果アップも期待できます。