教えてくれたのは……草野かおるさん
ブログがきっかけで、53歳に作家デビューを果たす。イラストレーター・防災士・料理家・コラムニストとして、書籍累計25万部。65歳になった今も、バリバリ働き、思い切り遊ぶことをモットーにしている。最新著書に『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』がある。
『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』(ぴあ株式会社)
著者:草野かおる
定価:1,540円(税込)
「家族」の距離感は適切に
家族は最も身近なコミュニティ。
幸福感が生まれる場であり、悩みや葛藤が生まれるところでもあります。
どんなに親密な家族でも「適正な距離」が必要。基本は、期待せず、依存せず、自立です。
世の中にはいろいろなかたちの「家族」があります。法律や、血縁にこだわらないかたちも。
安心できて、安全な場所で、「ただいま」といったら「おかえりなさい」と迎えてくれる人がいれば家族ではないでしょうか。
家族だからこそ、適正な距離が必要
他者の悩みを背負わない
家族の問題。友人、ご近所、職場の人間関係。いろいろな悩みがあると思います。
だけどそれが、本当に「自分の悩みなのか」考えてみましょう。
例えば、親友が家族のことで悩んでいるとします。
それは、自分でなく親友の問題。自分の問題ではありません。
できることといえば、寄り添ってあげるくらいです。
これは、友人に限らず家族も同じです。
必要以上に、自分から「他者の悩み」を背負う必要はないのです。