「菜の花」でつくる。本当は秘密にしておきたい“わが家の鉄板おもてなしレシピ”

料理・グルメ

 「菜の花」でつくる。本当は秘密にしておきたい“わが家の鉄板おもてなしレシピ”

2024.03.21

今回は、とっておきの菜の花料理をご紹介します! ほろ苦い菜の花のいちばん美味しい食べ方は塩漬け。海水くらいの塩水につけて浅漬けにすると「買ったお漬けもの?」と聞かれるほど。それだけでお酒もごはんも進みます。その菜の花を使ったオムレツは、本当は秘密にしておきたいわが家の鉄板おもてなしレシピです。

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春の味覚、菜の花でからだをしゃっきりと

キャベツ出典:stock.adobe.com

ほろ苦い野菜が多い春野菜。その代表が菜の花です。

菜の花は緑黄色野菜の一種で、栄養価の高い野菜。中でもビタミンCの含有量が多く、免疫力アップや美肌効果も期待できます。

またβカロテンやカルシウムも豊富な、まさにスーパーな野菜。春だけにしか食べられない味なので、たっぷり楽しみたいですね。

菜の花がとびきり美味しい、とっておきの料理

苦味が魅力の菜の花ですが、その苦味とばつぐんに相性がよいのが卵。卵がほろ苦さをまろやかに包みこみ、ふくよかな味にしてくれます。

かわいらしい黄色と緑の組み合わせが、春の気分にぴったりです。

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菜の花の主要な栄養であるβカロテンやビタミンCは油と一緒に。カルシウムはビタミンDと摂取すると吸収がよくなると言われています。

その意味でも、ビタミンDなどをバランスよく含む卵と合わせて油で焼くのは理にかなった方法。
春の栄養をたっぷりとりいれましょう。

菜の花オムレツ(調理時間 10分)

材料(4人分) 

菜の花……1パック
卵……4〜6個(お好みで)
塩……適量

(菜の花の下味)
水……100ml
塩……小さじ1

油……大さじ2
 

作り方

1. 菜の花を塩ゆでにする。
すぐに火が通るので、煮立った湯に入れ、ふたたび煮立ってから40〜60秒くらいを目安にすぐに引き上げる。 
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色が悪くなりやすいので、湯からあげたらすぐに水にはなす。
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100mlの水に小さじ1の塩を入れた濃い塩水にひたし、菜の花に塩味をつける。そして、菜の花をフライパンの長さに合わせて切る。

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2.  卵を溶きほぐし、塩で軽く味をつける。菜の花に強めの塩味がついているので薄めでOK。

3.  フライパンに油(大さじ半分)を熱し、卵を流し入れる。
※1人分ずつ作ると作りやすい。
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表面が半分かたまったら、菜の花を並べる。
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卵を折り返す。
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幅が広い卵焼きの形にととのえる。
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4. あら熱が取れたら切り分ける。
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しっかり塩味をつけるのが美味しさのポイント

ゆであがった菜の花は、しっかり塩味をつけるのがポイント。

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塩を直接ふるよりは、濃い塩水を作って全体をひたすのがおすすめ。「買ったお漬けもの?」というくらいに美味しくなります。

塩は水の約5%に。海の水よりも少ししょっぱいくらいが目安です。

このままでも浅漬けとして美味しい。かつおぶしなどをかけると、おつまみとしても最高です。

菜の花は生けて、少し花を咲かせるとさらにかわいい!

買った菜の花は、水にいけて楽しむのもおすすめ。

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数日置くと花が咲いてくるので、それを見て楽しんだあとにはゆでて食べましょう。
うっすら黄色い花の混ざった菜の花がまたかわいいのです。
その菜の花はオムレツよりも、おひたしなど黄色が映える料理がおすすめです。

お花見や春のおもてなしにも!

黄色と緑の組み合わせが春らしいオムレツはお花見弁当にもおすすめ。
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おもてなしにも喜ばれること間違いなし。
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ぜひ、春の間に楽しんでみてくださいね。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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