【5月請求分から電気代値上がり】節電方法と節電金額を検証!「具体的にいくら安くなるかわかる!」

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2024.06.13

今後、夏に向けて暑くなる日が続きますが、気になるのはエアコン使用による電気代。大手電力会社10社は、5月請求分から電気代値上げを公表しています。「節電には一層力を入れたいけれど、なにをしたらどれくらい効果がでるのだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。ダイキンが行った節電方法の検証結果をまとめました。また、熱帯夜の睡眠時、エアコンの使い方として迷いがちな「切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」についても、暑さ指数「WBGT」の観点からの検証も載せています。ぜひ参考にしてみてください!

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※本調査は、1つの住宅を使用し、天気や気温などの条件が近い複数の日に実施したものです。そのため、厳密な同条件での比較ではありません。調査結果はあくまで今回の条件に基づくものであり、住宅やエアコン、気候によって結果は変わります。

検証1:エアコン冷房の風量設定は「弱」と「自動」ではどちらが節電?

検証結果:風量は「自動」の方が、1か月約990円節約!

検証結果:風量は「自動」の方が、1か月約990円節約!ダイキン調べ

検証内容:エアコン冷房の風量設定「弱」と「自動」それぞれで、日中11時間(8時~19時)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金の違いを調査。

それぞれの消費電力量を比較した結果、風量「弱」3.85kWh、「自動」が2.79kWhとなり、風量「自動」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。
理由は、風量「弱」にすると、室内機の中にある冷たくなった熱交換器を通過する空気の量が減り、部屋の中を涼しくするのに時間がかかるため。このことで圧縮機(※)に負担がかかり、多くの電気を使ってしまうことになるからです。

※圧縮機:室外機の中にあるエアコンの心臓部とも言える部品。エアコンの消費電力の約8割は圧縮機で使われている。

検証2:エアコン冷房の風向設定は「ななめ下」と「水平」でどちらが節電?

検証結果:風向は「水平」の方が1か月約930円節約!

検証結果:風向は「水平」の方が1か月約930円節約!ダイキン調べ

検証内容:エアコン冷房の風向設定「ななめ下」と「水平」それぞれで、日中11時間(8時~19時)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金の違いを調査。

それぞれの消費電力量を比較した結果、「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなり、風向「水平」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。
理由は、冷たい空気は重く、床付近にたまる性質があるからです。
風向を「ななめ下」にすると、床付近に冷気がたまり、天井付近には暖気がたまります。一般的なエアコンは、高い位置にあるセンサーで室温を判断するため、天井に暖気がたまっているとさらに部屋を涼しくしようと必要以上に運転してしまいます。

検証3:設定温度を「1℃下げる」のと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電?

検証結果: 風量を「強」にする方が消費電力量が約半分に!

検証結果:1℃下げるより、風量を「強」にする方が消費電力量が約半分に!ダイキン調べ

検証内容:真夏の日中(13時~15時)、設定温度を1℃下げるのと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電になるのか。消費電力量を計測し、電気料金の違いを調査。

それぞれの消費電力量を比較した結果、設定温度を「1℃下げる」と1.13kWh、風量「強」にすると0.52kWhとなり、風量「強」は、設定温度を「1℃下げる」場合と比べて消費電力量が約半分になりました。
理由は、設定温度を下げると、エアコンは室内の空気中からより多くの熱を集めようと運転を強めるからです。一方で、風量を「強」にするのは、室内機のファンの音が大きくなりますが、ファンが使う電力は、温度を下げるために使われる電力と比べるとわずかです。
室温を下げる代わりに風量を強くすることで体感温度が下がり、涼しく感じられます。

検証4:SNSで話題の室外機に濡れタオルは、「あり」と「なし」でどちらが節電?

検証結果:濡れタオル「なし」の方が1か月換算で約1,020円節約!

検証結果:室外機に濡れタオル「なし」の方が1か月換算で約1,020円節約!ダイキン調べ

検証内容:室外機の上の濡れタオル「あり」と「なし」それぞれで、日中11時間(8時~19時)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金の違いを調査。

近年SNSで話題となっている、エアコンの室外機の上に濡れタオルを設置すると節電になるという噂を検証。それぞれの消費電力量は、濡れタオル「あり」が3.87kWh、「なし」が2.77kWhとなり、濡れタオル「なし」は消費電力量が約3割少ないという結果になりました。
理由は、濡れタオルが乾燥したり、風に吹かれたりして室外機側面の吸込口や吹出口の一部に垂れ下がり、空気の通り道をふさいでしまったためと考えられます。そうなってしまうと運転効率が落ち、その分余計に電力を使ってしまいます。

検証5:夏の睡眠時のエアコンは、「切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」はどちらがおすすめ?

検証結果:朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適!

検証結果:朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適!ダイキン調べ

検証内容:「切タイマー運転」(就寝後3時間でエアコンOFF)か、朝まで「つけっぱなし運転」か暑さ指数「WBGT」の観点から調査。
(WBGT:熱中症のリスクを評価する指数。気温や湿度、日射などをもとに算出される)

睡眠時にエアコンを「つけっぱなし運転」にすることに抵抗を感じて「切タイマー運転」を使う人は多いかもしれません。
今回の調査では、つけっぱなし運転の場合、睡眠時の暑さ指数(WBGT)は一般的に危険性が少ないと言われる23℃ほどに抑えられる結果となりました。一方のタイマー運転の場合の暑さ指数(WBGT)は、明け方には熱中症への警戒が必要とされる25℃近くにまで達しました。
夜間の温度上昇は、夜中の目覚め、睡眠の質の低下にもつながる可能性もあることから注意が必要です。
 

5つの検証結果を参考に、節電&快適な夏を過ごしてください!

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著者

尾治さんプロフィール

尾治

工業高等専門学校の化学系学科卒業後、地方国立大学の文系学部へ編入。その後同大学大学院へ進学し修士課程修了。IT企業に勤める傍ら、大学予備校で小論文の講師を行う。情報の正確性や言葉に向き合うことを志し、現在校正者、校閲者として独立。

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