ピンクに変色する原因は「紫外線吸収剤」
汗や水で落ちにくいように作られた日焼け止めは、服に付着した場合、洗濯後も残ることがあります。ジェルタイプや乳白色の日焼け止めの場合、汚れを落とせているか確認することもできません。うっかり漂白剤を使うと、大変なことに…!
日焼け止めを漂白剤につけるとどうなる?
塩素系漂白剤が紫外線吸収剤と反応すると、一瞬でピンクに変色してしまいます。
変色は戻せる?
生地自体が変色したのではなく、「残った日焼け止め成分」が反応しているため、日焼け止め成分を落とせば変色が戻ることがあります。
日焼け止めには、保湿成分として油分が含まれるため、油分に強いメイク汚れ用の専用洗剤や台所用中性洗剤を使用しましょう。
変色した生地に洗剤をたっぷり塗り、5~15分ほど待ってから優しくもみ洗いします。その後、すすいで色が残っていれば、再度洗剤をつけてもみ洗いします。この時、ゴシゴシこすり洗いすると生地が伸びたり傷んだりするので注意しましょう。
日焼け止め使用時、洗濯で気を付けるべき3つのこと
変色を引き起こす紫外線吸収剤は、下地やファンデーションなどの化粧品にも含まれていることがあります。UV効果のあるコスメを使用する際も同様に注意しましょう。
1.油分汚れに強い洗剤を使って落とす
日焼け止めは汗や水で落ちにくいように作られており、油分を多く含みます。そのため、水洗いだけでは落とせません。油分汚れに強いメイク汚れ用の専用洗剤や台所用中性洗剤を使用しましょう。
2.時間経過による黄ばみに注意
繊維の奥に入り込み落としきれなかった日焼け止めは、時間が経つと黄色く変色します。肌に擦れる首元や袖口は、着用のたびに洗剤を塗布し、優しく揉むのが◎ 毎回は大変でも、シーズン終わりの衣替え前には必ず、日焼け止め汚れを落としましょう。
3.塩素系漂白剤は使わない
丁寧にもみ洗いをしても、手に残った日焼け止めが思わぬところについていることもあります。日焼け止めやUV機能のある化粧品を使用している場合、塩素系漂白剤の使用は控えましょう。