教えてくれたのは……サンスター
世界の人々がいつまでも健やかで心豊かな生活が送れるよう、お口の健康を起点とし、からだ、生活空間まで含めた包括的な視点で、人々の健康的な生活習慣づくりに貢献しているサンスター。今回は、研究開発部で商品開発および臨床研究に携わっている竹下萌乃さん(歯科衛生士資格保有)にハブラシのただしい選び方を教えていただきます。
ハブラシの「やわらかめ」「ふつう」「かため」の違い
皆さんは、自分に合うハブラシの硬さを選んでいますか? 筆者はいつも、なんとなく選んでしまいがち……。実は、ハブラシの硬さは口内環境に大きな影響をもたらします。合わないハブラシで歯磨きをすると、悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。自分に合うハブラシは何かそれぞれハブラシ特徴をみていきましょう。
「やわらかめ」のハブラシの特徴
「やわらかめ」のハブラシは、歯茎に対してやさしくケアを行うことができます。
歯周病が気になる方は「やわらかめ」のハブラシがおすすめ
40代から気になり始める歯周病。「歯茎からの出血」や「歯茎の腫れ」「歯茎下がり」がある方は歯茎がデリケートな状態になっています。そんな時は、「やわらかめ」のハブラシや、毛先が細くなっているハブラシ、毛先が分岐しているハブラシを使って丁寧なブラッシングを心がけましょう。
※使用上の注意点
●力を入れて磨くと毛先が曲がって適切に歯に当たらなくなります。ハブラシを軽く持てるように、鉛筆持ちに適したハンドル形状のものを選びましょう。
●「やわらかめ」は、清掃効果が低い場合があります。歯茎の症状が改善されれば「ふつう」に戻していくといいでしょう。
「かため」のハブラシの特徴
「かため」のハブラシは清掃効果が高いようにも見えますが、歯茎を傷つけてしまう可能性が高くなります。
※使用上の注意点
●強い力で磨くと歯茎を傷つけてしまう恐れがあり、注意が必要です。
「ふつう」のハブラシの特徴
「ふつう」のハブラシは清掃効果と歯茎への当たりのバランスがとれています。
迷った時は、「ふつう」のかたさのハブラシが一番オススメ!
毛先の形状によって感触が異なることもありますが、迷ったときはバランスがとれている「ふつう」の硬さを選ぶのがオススメです。
ハブラシのお手入れも忘れずに
ハブラシを洗うときは、流水でいろんな角度からブラシの部分に水を当てて汚れを落としましょう。汚れが落ちにくいハブラシの根元の部分は、洗ったあとに食べかす等が残っていないか確認します。汚れが残っている場合は、指や歯間ブラシなどを使って除去します。
使用後は、丁寧な洗浄と適切な環境で保管
歯磨きを終えたあとは、丁寧に洗浄し適切な環境で保管しましょう。
使う頻度の少ないハブラシは衛生面の問題が生じる可能性があるため、長期間使うことは避けましょう。
いかがでしたか? ハブラシの硬さは、お口の健康にとってとても大切です。筆者もハブラシを何となく選ぶのではなく、自分の状態にあった硬さを選ぶように意識したいと思います。