老後が不安で“目の前にある幸せ”を見逃しているかも。「将来と今」どちらも大切にする“5つのステップ”

カルチャー

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2025.01.18

心理カウンセラーのyoshikoです。老後に備えるあまり、目の前にある幸せを見過ごしていませんか? 将来に対する不安から貯金や我慢にばかり目を向けていると、今しか味わえない時間を楽しむチャンスを逃してしまいます。今回は先の不安に備えながらも、目の前にある幸せを感じる方法をご紹介します。

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「今」ある幸せに気づくための5つのステップ

将来のことばかり不安に思うのではなく、「今この瞬間」を大切にすることこそが、幸福度を高める大きなカギになります。
将来への備えもしながら、「今」という特別な時間を幸せに生きるためのヒントをお伝えします。

ステップ1. 老後への不安が大きすぎる自分に気づく

悩む女性出典:stock.adobe.com

将来に対して不安を強く抱いている自分」に気づくことが、「今」を楽しむための第一歩です。

貯金や投資、年金生活など、考えるべきことは多いものの、不安ばかりに意識が向くと日々の幸せや充実感が薄れてしまいます。
日常生活で小さな喜びや楽しみを感じられていないと、家族や自分の趣味・健康・学びが後回しになり、心のゆとりがなくなります。

先のことばかり考えすぎていたかも」と自覚できた今が、日々の過ごし方を見直すタイミングです。

ステップ2. 今と将来の幸せを両立させるための価値観を明確にする

キッチンに立つ女性出典:stock.adobe.com

「将来への備え」と「今の生活」を両立させるためには、価値観をしっかり把握しておくことが大切です。

  • どんな老後を送りたいのか
  • 今どんな毎日を過ごしたいのか

理想の暮らしが明確になっていなければ、ただお金を貯めるだけになり、人生の幸福感や充実感は得られません。

  • 家族で広い家に住みたい
  • 子どもが大きくなったら夫婦で旅行を楽しみたい

将来と今で大切にしたい価値観がはっきり分かると、無理のない貯金今の楽しみを両立しやすくなります。
価値観を整理すれば、今と老後をバランスよく楽しめる道が見えてくるでしょう。

ステップ3. 具体的な行動プランを立てる

計画を立てる出典:stock.adobe.com

「将来への備え」と「今の楽しみ」を同時に実現するには、具体的な行動プランが必要です。

漠然と「貯金しなきゃ」「いつか旅行したい」と考えているだけでは、日々の雑務や出費でなかなか実現できません。あらかじめ目標の貯金額期限を決めておくことで、計画的に行動しやすくなります。

貯金だけでなく「今の幸せを楽しむ予算」も確保できると、日々の充実感がぐっと増しますよ。

ステップ4. マインドフルネスや小さな習慣を取り入れる

リラックスする女性出典:stock.adobe.com

日常生活のなかで「今、この瞬間」に意識を向けることは、小さな喜びや幸せを感じるための大切な習慣です。

どれだけ計画を立てても、常に「先の不安」でいっぱいな状態だと、日々の生活を満喫できません。
意識的に「今」を大切にすることで、日常に隠れたたくさんの豊かさに気づけるようになります。

  • 食時中はスマホから離れて、家族との会話を楽しむ
  • お風呂に入るときは、湯船の温かさを全身で感じる

小さな幸せの積み重ねが、心に余裕を生み出すのです。
先の不安にとらわれず、目の前のことに集中するだけでも幸福度はどんどん高まりますよ。

ステップ5. 定期的にふり返り、バランスを調整する

話し合う夫婦出典:stock.adobe.com

今と将来の両方を充実させるためには、「ふり返りの時間」を定期的に設けて、軌道修正していくことが大切です。

人生の状況や収入、家族構成など、年齢とともにライフプランは変化していきます。
定期的に見直しや話し合いをすることで、貯金のペースや休日の過ごし方など、計画を変更しやすくなります。

わが家は毎月の収入が異なるため、話し合いが欠かせません。

  • 今月は出費が増えそうだから予定を調整しよう
  • 今月は多めに貯金できそう

夫婦で納得できる計画を立てることも、今の幸せと将来の備えに必要な時間です。
定期的にチェックすれば、今も将来も楽しめる工夫ができます。

 

将来への不安と今ある幸せな日々。どちらも充実したものになるよう、小さな楽しみから始めてみませんか?

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著者

yoshiko

yoshiko

メンタル心理カウンセラー・チャイルドカウンセラー。大学で障害児教育や教育心理を学んだ経験から、塾講師時代は親子の関わり方を「ほめる」ことでサポートしてきました。現在は子どもの成長を見守りながらWebライターとして活動中。読んでくれる人の心にそっと寄り添う記事をお届けします。

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