ウルトラ寿司ふぁいやー
前列左から:まじくん(Sax,Key,Perc,Vox)、Jぺい(Vox,司会)、加部 輝(Gt,Cho)
後列左から:尚也(Bass,Cho)、なめちゃん(Pf,Cho)、翼(Drums,Cho)、
2017年アカペラ出身3人とロックバンド出身3人が出会い結成。(一目瞭然!?)「誰がいつ見ても楽C(たのしー)」を合言葉に活動中。彼らの生み出す音楽は、ファンクやR&B、バラードにディスコと無限大。それらを縦横無尽にアレンジし、ソウルフルなラップや美しいコーラスも満載という贅沢ぶり。寿司だけに満腹気分が味わえる!?
セルフプロモーションの一環として、毎日YouTube_Shortを投稿! 様々なシリーズの中、通称「アコ1界隈」が200万回再生を超えるなど大バズり。ギター、ベース、パーカッションをアコースティックギター1本で賄い多数のカバー曲を演奏。
初めて見てくれる人を置いてきぼりにしない!
左から:尚也、まじくん、Jぺい
フロントマンのJぺいに「誰がいつ来ても楽C」LIVEの秘密について聞いてみた。
Jぺい:最近はLIVEの数が増えて構成やノリをわかってくれるお客さんが増えたけど、先日イベント出演をしたときに初めて見てくれた人の状況を目にして、やっぱりそこに「温度感」に合わせていきたいなと思って、ツアーの構成を少し調整しました。みんなにわかりやすくしたくて。
翼:初めて来た人を置いてきぼりにしちゃいけないな、ってね。
そんなJぺいが尊敬してやまないのが大先輩バンドスターダスト☆レビュー。客席の温度を察知して演出を変えるとは、ファン思い、初心者思いの部分までそのDNAを受け継いでいるかのよう。先日はスタレビLIVEを見て「こんなのやりたいな! っていうのがいっぱいで」とちょっと企んだ目で笑った。自身も推しがあるだけに、ファン心理に敏感なのかも。
そんなスターダスト☆レビューのアルバムにもコーラスで参加している彼ら。活動の幅をどんどん広げている。
ウルトラ寿司ふぁいやーの現在地
2024年は実は激動の年だった。大手事務所を退所し、もうひとりのヴォーカルしょーりんが脱退。リードだけでなくコーラスの振り分けなど、現メンバーには新たな課題が増え、特にサックスやパーカッション、歌、コーラスを担う、まじくんの活躍が目立つ。
まじくん:余裕が無いのか、お客さんから「忙しいね」「大変ですね」ばっかり言われちゃって(笑)
Jぺい:エンタメとして頑張ってる中、大変! が勝っちゃうのはどうかな~ってまじくんは思うんだよね。お客さんは誉め言葉として言ってくれてるんだけど、まじくんは気になるっていう(笑)
加部:言葉の裏を取りまくってマイナスにしちゃうのが面白いな~
まじくん:つい物事をナナメに見ちゃうクセがあって(笑)
尚也:サックス吹いたりもある中、ラップの気持ちの入り方が凄いんだよな~あれは、まじくんしかできない!
2017年から築いてきた信頼関係の基本は、それぞれの性格や強みを知ること。サウンドやLIVEの演出にもメンバーの個性がうかがえる。
個性と楽器が一致する!?
尚也:ウチって誰がどの楽器って分かりやすい。色がはっきりしてて。
そう朗らかに話すのはベースの尚也。ショート動画では演技派? なところを見せているが、Jぺい曰く「クラスにひとりいる、男子の中では面白いのに女子が来たら『やめろよ~』とか言ってやめちゃうようなヤツ(笑)」とのこと。常に誰かのモノマネをしているらしい。
翼:昔は気配まで消していて、こんなに出るタイプじゃなかった(笑)楽屋王だね。
左:加部輝、右:翼
尚也の言うように、加部輝はギター以外の担当には一切見えない。sweetなヴィジュアルでありながら、実は熱い男。
加部:カッコイイって言われるのはウレシイ! マジ1番ウレシイ(笑)
まじくん:付いて来いよ! っていうパワーがある。
加部:実は1番自分勝手なのが俺だな~と思ってて……中途半端な迷惑をかけるだけの自分勝手は良くないけど、自分が本当にこうしたいんだ! っていうのを貫いて最強の自分の存在を表現できれば、付いてきてくれる人や救われる人もいるんじゃないかって思ってる。自分の信条として「突き抜けた自分勝手が誰かを幸せにできる」んじゃないかな、ってのを持ってて。
Jぺい:確かに自分勝手なトコはあるけど(笑)自分よりもバンドを優先してくれたりもする。だから信頼できる。
加部:俺はそんなつもりないんだけど(笑)
まじくん:シンプルに突き進んで行くのでわかりやすい。裏表が無いし正直。熱い。
左:翼 右:なめちゃん
ドラムを「野球のキャッチャー、バレーのセッター」と表現したのは翼。
翼:後ろから見守ってるのが好きなんです。どのステージでも機材に囲まれてテリトリーを確保されているのが心地よくて。気持ち的には前でボケたりもしたいけど(笑)めちゃくちゃ面白いワケでもないから。ウチは0から1を生み出せる人がたくさんいるけど、自分は90をちょっと磨いて100にする作業の方が好きかな。
LIVEではパワフルなプレイとBig Smileが印象的だが、舞台を降りると一変! きめ細かく心を配りメンバーを見守るおしゃれ番長。衣装のみならずメンバーの私服のコーディネートも手掛ける。
尚也:今日はこれ全部、翼コーディネート。私服コンサル(笑)
まじくん:あ、俺もだ(笑)
末っ子キャラのなめちゃんは、最年少。ソロ曲では伸びやかな歌声を響かせてオーディエンスの心を掴んでいた。普段はあまり話さないらしいが……
加部:彼は確固たる意思を持って発言するよね。
なめちゃん:僕が話したいなって思ってると、いつも尚也さんが気づいてくれて「なめちゃん喋りたいことあるんでしょ?」って聞いてくれます(笑)。
Jぺい:空気を読んだり人の感情を見守るということにセンシティブになれる人。そんな彼のことをみんな知っているから、彼が話すときには耳を傾けるし「どう思ってる?」て聞きたくなる。
なめちゃん:話さなくても許してもらえてるし、話さない分みんなの意見をずっと聞いているので、自分の中で色んな判断がしやすい。最後に「つまりこうですよね?」ってまとめちゃう感じに(笑)。
ひとりひとりの個性と向き合ってみると、楽曲の幅と同じく実にバラエティに富んでいる。例えばクラスにいても似たもの同士ではないから、この6人が仲良しになれたのかどうかはわからない。しかし、バンドには同じ楽器は必要ない。それぞれの持ち味と楽器を持ち寄り、引っ張ったり、支えたり、話をしたり、それを受け止めたりすることで、音楽と関係性を深めてきた。
そんな彼らの大きな挑戦が迫っている。
史上最大の廻る極寿司炎
初のホールでのワンマンLIVEを開催。この日はツアーの最終日でもある。
尚也:設備もライブハウスより多いし空間も広い。Jぺいが何を考えてるのか楽しみ(笑)
Jぺい:おいおい! 俺まかせかい(笑)たっぷり2時間あるし、やりたいことも話したいこともいっぱいある。例えば5万人動員できるようになってもドームをやりたいかっていうとそうじゃない、お客さんが楽しめる規模感って限界があると思うから、今やっているライブハウスの距離感も大好きだから続けていきたい。
今回はそこから1つ段階を上げてみようということ。お客さんと自分たちの幸せの総量がマックスになる規模感をホールに挑戦することで、どちらでも選べるようになりたいっていう目標がある。
6人体制初のウルトラ寿司ふぁいやーツアーファイナルは、渋谷さくらホール。
4月19日(土)
史上最大の廻る極寿司炎TOUR最終公演
@ 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
https://eplus.jp/sf/detail/3192170001-P0030021P021001?P1=1221
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