皮脂や汗が蓄積しやすい“身近なアイテム”とは?→「すごい汚れ」「失敗しない洗い方がある」

家のこと

2025.04.29

洗濯研究家の平島 利恵です。クッションの汚れやニオイ、気になりませんか? でも「洗っていいの?」と疑問を持ったまま、何年も洗えていない方は多いかもしれません。クッションは皮脂や汗が蓄積し、汚れが溜まりやすいアイテム。定期的にお手入れすることで、清潔さも心地よさもグンとアップします。今回は、「家庭でクッションを洗うときの正しい洗い方」をご紹介します。

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5年間洗っていないクッションを洗ってみたら……

クッションカバーの洗濯

今回は、スタッフが5年間洗っていなかったクッションを洗ってみました。
カバーを外すと、恐ろしいほどの汚れ……!

カバーを外すとこんなに汚れが…

今回は、汚れが酷かったので洗濯前にアルカリ性粉末洗剤+お湯で【つけ置き洗い】をプラスしました。

クッションの汚水

すると、驚くほど濃い茶色の汚水が……! 思わず声を上げてしまいました。
衝撃の様子は、こちらの動画でご覧ください。

クッション、まずは「洗えるかどうか」を確認!

洗えるかを確認

家庭で洗えるかどうかは、洗濯表示の確認が必須です。
以下の素材やタイプのクッションは、洗濯機に入れる前に注意してください。

  • 羽毛:中性洗剤でやさしく洗う。アルカリ性洗剤はNG。
  • ウレタン素材:水に弱く、崩れる可能性があるため、水洗い厳禁。
  • そばがら:湿気を含むとカビや劣化の原因に。自宅洗い不可。
  • ビーズクッション:ウレタン混のビーズはNG。縫い目のほころびからビーズが漏れ出すと、洗濯機の故障に繋がるため手洗い推奨。
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洗う前の準備と手順

1. 洗濯表示をチェック

洗濯表示をチェック

本体まで洗えるか、カバーだけか、必ず確認を。

2. 洗濯ネットを活用

洗濯ネットに入れる

クッションを丸ごと洗う場合は、目の細かい大きめの洗濯ネットに入れて。ビーズクッションのようにほころびやすいものは、手洗いが安心です。

3. 洗剤は素材に合ったものを選ぶ

洗剤はぞ剤に合わせる

羽毛などの動物性繊維には中性洗剤を。化繊は通常の洗剤でOKです。

汚れが酷い時はつけ置き洗い

つけ置き洗いをプラス

何年も洗っていないもの、シミだらけ・ニオイが酷いクッションは、洗濯機にかける前につけ置き洗いをプラスしましょう。繊維に染み込んだ汚れやニオイもしっかり落とせます。
※洗剤は素材に合わせてください

洗った後が肝心! 「中まで乾かす」が鉄則

クッションの中綿は乾きにくく、乾燥が不十分だとカビや雑菌の温床に。
風通しの良い場所でしっかり乾かす、もしくは扇風機を使うのがベストです。

洗えないクッションはどうする?

クッションでくつろぐ猫出典:stock.adobe.com

「そもそも洗えない素材だった」「中まで乾かすのが難しい」そんな時は、クッションカバーをこまめに洗うだけでも◎。また、風通しのよい日陰で干すのも効果的です。

定期的なお手入れで、クッションの心地よさも長持ちしますよ。
「何年も洗ってないかも……」と心当たりのある方は、ぜひ洗濯してみてくださいね。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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