梅雨になると心が重くなる3つの理由
梅雨の時期になると「なんだか体がだるい」「気分が重い」と感じるときはありませんか?
雨が続くと心や体の調子が悪くなるのには、きちんとした理由があります。
理由1. 低気圧で副交感神経が優位になってだるさを感じるから
梅雨の時期は低気圧が続くため、自律神経のバランスが崩れやすくなります。低気圧になると副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに入ってしまうのです。そのため「やる気が出ない」「体がだるい」といった症状が現れやすくなります。
理由2. 日照不足でセロトニンが減少して気分が落ち込むから
梅雨の時期は曇りや雨の日が多く、日光を浴びる時間が少なくなります。日光を浴びないと、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が減ってしまうのです。セロトニンが不足すると、気分が落ち込みやすくなったり、イライラしやすくなったりします。
理由3. 湿度の高さで水分代謝が悪化して体調不良を起こすから
湿度が高いと汗をかきにくくなり、体の中に余分な水分がたまりやすくなります。その結果、むくみやだるさ、頭痛などの症状が現れやすくなるのです。「体が重い」「頭がすっきりしない」と感じるときは、湿度の影響で体調が崩れているサインかもしれません。
梅雨時期の憂うつを軽くする5つの整え方
梅雨時期の心の重さを軽くするには、毎日の生活の中でできる簡単なケアが効果的です。
忙しい毎日でも無理なく続けられる5つの方法をご紹介しますので、できそうなものから試してみてくださいね。
1.朝カーテンを開けて光を取り入れる
朝起きたら、まずカーテンを開けて光を取り入れる習慣をつけましょう。曇りの日でも窓から入る自然の光は、幸せホルモンである「セロトニン」を増やしてくれます。光を浴びると体内時計もリセットされ、一日のスタートが気持ちよく切れるでしょう。
2.室内で軽く運動して汗をかく
雨で外に出られない日は、室内での軽い運動で体を動かしてみませんか? ストレッチやラジオ体操、階段の上り下りなど、5分程度の運動でも効果があります。体を動かすと血行がよくなり、気分もスッキリしてきます。家事の合間にできる簡単な運動を見つけて、毎日少しずつ続けてみましょう。
3.ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって体を温める
38〜40度のお湯に15分程度浸かると、副交感神経が働いてリラックスできます。湿気で冷えた体を温めると、血行もよくなり心も軽やかになります。さらにリラックス効果を高めたいときは、入浴剤を使うのがおすすめです。
4.規則正しい生活リズムで自律神経を整える
毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝るようにすると、自律神経のバランスが整いやすくなります。
食事の時間も一定にすると、体のリズムが安定して気分も落ち着いてきます。忙しい毎日でも、できる範囲で生活リズムを整えてみてくださいね。
5.温かい食べ物を選んで体を冷やさない
冷たい飲み物や食べ物ばかりだと、体が冷えて気分も重くなりがちです。温かいスープや白湯、生姜を使った料理などは、体を内側から温めてくれます。毎日の食事に温かいものを一品加えるだけでも、体調や気分に変化を感じられるでしょう。
梅雨時期の心の重さは自然な反応ですが、毎日の簡単なケアで軽減することができます。
今回ご紹介した方法を無理のない範囲で続けて、梅雨の季節を心地よく過ごしていきましょう!