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「自己肯定感が低い人」に共通する。満たされていない“6つの感情”

カルチャー

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2024.05.21

心理カウンセラーのyoshikoです。ネガティブな感情に振り回されて「生きづらい」と悩んでいませんか?自分を責めたり誰かと比較して落ち込んだりすると、自己肯定感はどんどん下がっていきます。今回は自己肯定感を支えている6つの感情を解説します。感情を上手くコントロールする方法を一緒に探しましょう!

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特集:40歳からの「自己肯定感」の育てかた

自己肯定感が低くなる原因

自己肯定感が低くなる5つの原因出典:www.photo-ac.com

そもそも、どうして自己肯定感が低くなってしまうのでしょうか。自己肯定感が低くなる原因は、おもに以下の5つが考えられます。

  • 家庭環境
  • 他の人との比較
  • 日本文化の影響
  • 過去の失敗やつらい体験
  • 完璧主義などの性格

さまざまな原因が重なると、自信をどんどん失い自己肯定感を下げてしまうのです。

自己肯定感が低い人に意識してほしい6つの感情

自己肯定感は6つの感情から作られていると知っていますか? 6つの感情のうち1つでも弱くなると、自己肯定感が保てなくなります。自己肯定感が下がり続けないために、支えとなる6つの感情について理解を深めておきましょう。

1.自尊感情

ガッツポーズの女性出典:stock.adobe.com

「自尊感情」とは、自分を肯定したり価値のある人間と捉えたりしている状態を指します。

  • 自分は勉強ができるかしこい人間だ
  • 病気やケガで困っている人を助ける仕事をする自分に誇りを持っている

自分を1人の人間として受け入れ、持っている能力を認めてあげられる気持ちは大切です。自信を持てたり新たな世界に飛び込んだりできます。

2.自己受容感

自己受容感出典:stock.adobe.com

「自己受容感」とは、ありのままの自分を理解し認めてあげる状態を指します。自分の良いところも悪いところもまるごと受け入れてあげる姿勢は大切です。

  • 不安症でも事前にいくつも対応策を考えているから、急なトラブルにも冷静に対処できる
  • すぐ落ち込んでしまうけど、毎日を全力で生きている証拠だから自分を褒めよう

良くない、直したいと思うような短所も、見方を変えれば長所になります。どんな自分でも、まずは理解して認めてあげましょう。自分を好きになれるかもしれませんよ。

3.自己効力感

自己効力感出典:stock.adobe.com

「自己効力感」とは、「自分なら目標を達成できる」と自らの能力や可能性を信じる状態を指します。

  • 難しそうに感じる新しい仕事も「できるかもしれない」と思ったら簡単にできた
  • 諦めかけていた行動を「今ならできる」と思い、時間を見つけてやっていたら習慣になっていた

自分が「できる」と思って取り組むと、思っていた以上にすぐできた経験はありませんか?自分を信じて行動すると、新しい能力を発見するきっかけにもなりますよ。

4.自己信頼感

自己信頼感出典:stock.adobe.com

「自己信頼感」とは、現在や未来の自分に対して信頼や希望をもっている状態を指します。

  • 今すぐには痩せられないけど、努力を続ければ5kg痩せられるかもしれない
  • 苦手な料理も続けていれば、専門家になれるかもしれない

「根拠のない自信」と聞くとイメージしやすい人も多いのではないでしょうか。自分への信頼こそが強い味方となり、行動を後押ししてくれます。

5.自己決定感

自己決定感出典:stock.adobe.com

「自己決定感」とは、自分の意志で決められる状態を指します。

  • 親の期待に応えたいけど、自分が進みたい方向に進もう
  • 友だちに相談もしたけど、最初に自分が考えていた方法で解決に向かおう

さまざまな状況から悩んだり迷ったりするときもあると思います。最終的には自分が決めた道を進む気持ちの強さが必要です。

6.自己有用感

自己有用感出典:stock.adobe.com

「自己有用感」とは、何か(誰か)の役に立ったときの状態を指します。相手の存在なしでは成り立ちません。

  • ささいな一言がケンカを止めるきっかけになった
  • 落とし物を届けてあげたら感謝の言葉を言ってもらえた

自分が社会や誰かの役に立っていると思うとうれしいですよね。とっさの行動が誰かを助ける結果につながる場合もあります。誰かにとって自分は必要な存在であると忘れず過ごしましょう。

自信に満ち溢れる女性出典:www.photo-ac.com

6つの感情すべてを一度に改善するのは難しいでしょう。考え方や行動を少し変えてみるだけでも、ネガティブな感情に振り回されず自分らしく生きられるかもしれません。まずは今の自分に必要な感情を1つ選んで、強化していきましょう!

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著者

yoshiko

yoshiko

メンタル心理カウンセラー・チャイルドカウンセラー。大学で障害児教育や教育心理を学んだ経験から、塾講師時代は親子の関わり方を「ほめる」ことでサポートしてきました。現在は子どもの成長を見守りながらWebライターとして活動中。読んでくれる人の心にそっと寄り添う記事をお届けします。

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