教えてくれたのは……横田麻里子さん
未来思考プランナー。教育業界の編集者として約11年間勤務し、「大切な人たちの人生を応援したい」という想いから金融機関に転職。パラレルキャリアでは、「女性活躍」「子育て支援」「キャリア支援」を軸としたライフプラン・キャリアプラン・マネープランなどのイベント企画運営や、講師・取材・ライター・コーチ・パーソナリティとしても幅広く活動する。4歳からの趣味は人生計画。
『自分らしく輝く人生を送るために ごきげんに生きる55のカギ』
著者:横田麻里子
価格:1,650円(税込)
発行所:游藝舎
自己肯定感は、どんな人でも高められる
『自分らしく輝く人生を送るために ごきげんに生きる55のカギ』で、人生をごきげんに、ハッピーに過ごすコツを紹介している著者の横田麻里子さん。読むだけでパワーをもらえるような前向きでポジティブな言葉が詰まった一冊ですが、じつは横田さん自身、生まれつき自己肯定感が高かったわけではないとおっしゃいます。
横田さん 「私は根っからのポジティブではなく、いろいろと気に病む性分でした。自分と向き合い、思考と心を整え、言葉を磨いたことで、後天的にポジティブになっていったと感じています」
横田さん 「おかげさまで、いまでは自分は自己肯定感が高いほうだと思えるようになりました。日々の習慣や言葉に気をつけることで、どんな人でも自己肯定感を高めることができると思っています。自己肯定感が高くなると、気持ちが楽になって、生きやすくなると感じています」
自己肯定感を高める4つの行動
日々の生活のなかでどんなことを意識すると、自己肯定感が高まるのでしょうか。横田さんが実践している4つの行動を紹介します。
【その1】“がんばりすぎない”ように、がんばる
何かに没頭して夢中になるのは素敵なことですが、目の前のことに忙殺された日々が続くと、自分の心の声が聞こえにくくなってしまいます。主体的に未来を切り開くためには、立ち止まって自分と向き合う時間も必要です。「自分はどんな人生を送りたいのか」を考え、前向きな未来にワクワクするためにも、心のどこかに余裕を残しておきましょう。
【その2】自分を褒め称える
「時間通りに起きることができた」「家族に朝ごはんを出して送り出せた」など、当たり前と思いがちな些細なことでも、できたこと・続けていることは素晴らしいこと。できなかったことに目を向けて、「今日は〇〇ができなかった」「だから私はダメなんだ」と自分をいじめがちですが、同じ状況に友人が置かれていると過程したとき、友人にも同じ言葉を投げかけるでしょうか? おそらく多くの人が、励ましの言葉を送ると思います。同じように、自分自身にも「よくがんばったね」と“褒め言葉”を送ってみてください。きっと自分ともっと仲良くなれると思いますよ。
【その3】自分を客観的に見る
過去を振り返って「もう少しあそこでがんばればよかった」「あのとき〇〇しておけばよかった」と感じることがあるかもしれません。しかし、その出来事を俯瞰して見つめてみると、「あのとき〇〇しなかったからこそ、いま〇〇できている」とも考えられることに気づくはず。友人や他者を見るように、自分自身を客観的に見つめましょう。
【その4】セルフハグをする
ペットや子ども、パートナーなど、愛しい存在に触れて抱き合うと、幸せホルモンが分泌されるといわれています。がんばったときや緊張しているとき、1日の終わりなどに、両手をからだの前で交差して、自分自身をギュッと抱きしめてみましょう。心が落ち着き、満ち足りて、自分自身を大切にする気持ちが湧いてきます。
日々の行動を変えることで、高めることができる「自己肯定感」。今回ご紹介したポイントを参考に、自分らしく毎日を過ごしていけるといいですね。次回は「子どもの自己肯定感を育むコツ」について教えていただきます!