教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん
株式会社コレット代表取締役。自分自身が生きづらさを抱え、本当の自分と向き合った30年間の経験をベースに、心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。
あなたの「自己肯定感」は高い?低い?
これからひとつの質問をしますので、選択肢ABCから回答を選んでください。回答次第であなたの自己肯定感が高いか低いかがわかります。
質問:仕事(家庭)で注意されてしまいました。あなたはどんな風に過ごしますか?
回答A:数時間で気持ちを切り替えられる
回答B:落ち込んで立ち直るのに何日もかかる。グルグル同じことを考えてしまう
回答C:自分へのダメ出しと反省会が止まらない
※以下画像の下から回答別の解説が始まります。
あなたは自己肯定感が高いのか低いのか。選んだ回答別で解説をしていきます。
回答Aを選んだ人は…?
「数時間で気持ちを切り替えられる」人は、自己肯定感が高いと言えます。事実を受け止め、自分なりの対処法や気持ちの切り替え方法を持っている人です。
ミスをしない人はいませんし、自分も相手も人間なので機嫌が悪いときもあります。冷静な判断や対処をするためにも、自己肯定感が高い人はまずは自分を大切に扱えるので、気持ちや感情を整えることにフォーカスできます。
自肯定感が低い人は“どう思われたのか”と他人からの評価に一喜一憂してしまうので、なかなか気持ちが切り替えられません、
回答Bを選んだ人は…?
「落ち込んで立ち直るのに何日もかかる。グルグル同じことを考えてしまう」人は、自肯定感が低い人といえます。視野が狭い人が多いです。
同じことばかりグルグル考え続けるものの、解決策も見つからない。そんな自分に自信も持てない……を繰り返します。
グルグル思考になったら新しい見方を身に着けるチャンスだと捉えましょう。気分転換がてらに気楽な気持ちで、自分とは違う視点を探したり、いつも元気で羨ましいなという人を見つけて、どんな風に考えているのかを聞いてみるのもオススメです。
回答Cを選んだ人は…?
「自分へのダメ出しと反省会が止まらない」人は、自肯定感が低い人といえます。「自分はダメだ」「どうせ」「無理・難しい」なんて口癖はないでしょうか?
先ほども触れましたが、ミスをしない完璧な人なんていません。
何かが出来なくて注意された時は、特定の何かができなかっただけで、あなた自身がダメなわけではないのです。ダメ出しの思考パターンがついていると、些細なことに傷つき、恐れを感じるので心が安心できません。
いつも不安な気持ちで過ごしているので、深呼吸をしたり、小さなチャレンジをしたり、リラックスしながらダメ出しから抜け出す言動パターンを1つづつ増やしていきましょう。
自己肯定感は誰でも高められる!
自己肯定感を手にするということは、「自分であること」に幸せを感じられるチカラを手にすることです。
私で良かった、そんな風に思える人生は心地がよく穏やかで、優しさがいつも自分の中から湧いてきてくれます。
そして自己肯定感は選ばれた人ではなく、誰でも自分自身で手にすることができるものです。
他人の言動に振り回される、自分へのダメ出しをたくさんしてしまう自覚がある人は、まずはどんな時に何を感じているのか丁寧に理解しましょう。
ダメ出しばかりしているけど、できているところは見てあげてないんじゃない? など。自分を偏った視点で見ていないか、思考のクセの確認から始めてあげましょう。