教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん
株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。『モヤモヤしない考え方』(ワニブックス)/最新刊『私は私を幸せにできる』(KADOKAWA)がある。
幸福度が高い人の“自分らしさ”の見つけ方「5つのポイント」
ふとした瞬間に、「自分にとっての幸せって何だろう」と考えることはありませんか? 巷で「幸福度が高い人」という言葉をよく耳にすることがあると思いますが、彼らが特別なわけではありません。幸福度が高い人は、自分らしい幸福スイッチの場所を知っているだけなのです。
今回は、幸福度が高い人が実践している「自分らしさの見つけ方」5つをご紹介します。
1.自分の「好き」を徹底的に掘り下げる
幸福度の高い人は、自分の「好き」という感情を大切にしています。子どもの頃に夢中になったこと、最近心が惹かれるもの、仕事で楽しいと感じる瞬間。これらはすべて、あなたの中に眠る「好き」のヒントです。漠然としたものでも構いません。「これ、好きかも」と意識的にアンテナを張ることで、自分だけの喜びの源を発見することができます。
ある方は、若い頃に好きだったバンドの曲を聴き直してみたところ、なんだか心が軽くなったそうです。その後、仕事帰りに昔のアルバムを聴いたり、楽器の練習を再開したりして、日々の元気を充電できるようになったそうです。
2.「自分らしさ」を言語化してみる
自分がどんなときに喜びを感じ、どんなことに情熱を燃やすのか、ぜひ言葉にしてみましょう。例えば、「人をサポートすることにやりがいを感じる」「美しいものに触れると心が豊かになる」など、具体的に言葉にすることで、自分の価値観や特性が明確になります。
実際に、他人に喜ばれた経験を振り返る中で、自分のやりたいことが明確になり、やりがいのある仕事に転職できた方もいらっしゃいます。手帳に書き出してみる、信頼できる友人と楽しく話して、自分らしさが何かを確認するのもおすすめです。
3.「小さな成功体験」を積み重ねる
幸福度が高い人は、大きな成功ばかりを追い求めているわけではありません。日々の小さな「できた!」に目を向け、それを喜びとしています。「今日は朝の時間を有効に使えた」「苦手なPC作業を一つ片付けられた」「新しいレシピに挑戦した」など、些細なことでも構いません。
こうした小さな成功を積み重ねることで、自分への信頼感が高まり、自信につながります。大切なのは、誰かに言われたからではなく、自分で決めたことを達成すること。それこそが脳を喜ばせる方法です。
4.感謝の気持ちを「意識的」に伝える
周りの人や環境に対する感謝の気持ちは、幸福度を高めるための強力なツールです。家族、職場の仲間、友人、お店の人など、日頃お世話になっている人に「ありがとう」と伝えることで、相手との関係性が深まるだけでなく、自分自身の心も温かくなります。感謝の気持ちを言葉にするとともに、行動で示すことも大切です。
あるクライアントさんは、「自分が伝えた『ありがとう』で相手が喜んでくれて、私のほうが元気をもらえました」と喜んでいらっしゃいました。感謝を伝える言葉や行動は、人を元気にしてくれる素晴らしい力を持っています。
5.心地よい「居場所」を見つける
物理的な場所だけでなく、精神的にリラックスできて自分らしくいられる「居場所」を持つことは、幸福感を高めることに直結します。趣味のサークル活動、昔からの友人が集まる場所、自宅の一角を自分だけの癒しの空間にするなど、心が安らぐ場所を見つけてみましょう。
その居場所は、リラックスしたありのままの自分を受け入れてくれる、かけがえのない存在となります。誰にも気兼ねせず、心地よく過ごせる時間と空間こそが、あなたのパワースポットなのです。
日常に隠れた幸福スイッチを見つけてみよう
いかがでしたでしょうか? 幸福スイッチは、どこか特別な場所にあるわけではなく、実は皆さんの心の中に、そして日々の暮らしの中に隠れています。これらのヒントを参考に、ぜひあなただけの「幸福スイッチ」を探してみてくださいね。