なぜ「トイレの黒ずみ」は落としにくい?考えられる“2つの理由”「頑固な汚れに変化する…」

家のこと

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2025.10.18

便器の裏や縁などにこびりつく黒ずみ汚れ、何度掃除しても落ちずに困っていませんか? その黒ずみ、実は単純な汚れではなく、“落としくい理由”が隠れているそうです。今回は、ライオンケミカル株式会社の方に「トイレの黒ずみがなぜ頑固なのか、主に考えられるポイント」について教えていただきました。

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教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社

創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。

トイレの黒ずみが落ちにくい「2つの理由」

前回の記事では「トイレの黒ずみの主な3つの原因」についてご紹介しました。便器の裏や縁、底に現れる黒ずみは、見た目にも不快で、衛生面でも気になる厄介な存在。ブラシでこするなど、通常の掃除ではなかなか落ちず、掃除のたびにストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、この黒ずみ汚れが落ちにくいのには理由があります。今回は、主に考えられる2つのポイントについて解説します。

1.放置すると色素沈着を起こすため

トイレ掃除する様子出典:stock.adobe.com

トイレの黒ずみが落ちにくい理由のひとつは、汚れを放置することで色素沈着を起こしてしまうためです。黒ずみは時間が経つにつれて汚れが便器の表面に染み込み、家庭用の洗浄剤でこすった程度では落ちないほど頑固な汚れへと変化してしまいます。通常の掃除では除去が難しくなるため、汚れの性質に合った専用クリーナーを使う必要があります。

こうした事態を防ぐためにも、日頃からこまめにトイレ掃除を行い、黒ずみの原因となる汚れを取り除くことが大切です。

2.複合的な汚れであるため

さまざまな洗剤出典:stock.adobe.com

もうひとつの主な理由は、黒ずみが複数の種類の汚れが混ざった複合的な汚れであるためです。黒ずみの主な原因には、カビ、尿石、水垢の3種類がありますが、それぞれに適した掃除方法が異なります。

例えば、尿石汚れには酸性洗剤が効果的ですが、カビ汚れにはアルカリ性や中性洗剤が向いています。そのため、原因が複数重なっている場合、1種類のクリーナーだけでは黒ずみを十分に落とすことができず、掃除をしても汚れが残ってしまうのです。

※異なる種類の洗剤を混ぜて使うと有害ガスが発生する危険があります。必ず単独で使用してください。

黒ずみ汚れを効果的に落とすには、原因を見極めたうえで、適切な洗剤や掃除方法を選ぶことが重要です。日々のこまめなケアが、頑固な黒ずみを防ぐ第一歩になります。次回の記事では「トイレの黒ずみを落とす具体的な方法」についてご紹介します。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

教えてくれた人

ライオンケミカル株式会社

ライオンケミカル株式会社

創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、洗浄剤、入浴剤、芳香・消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。

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