汗と泥まみれのアメフトのユニフォームを洗ってみた
実際に、大人の男性がアメフト練習で着用した、汗と泥が染み込んだユニフォームを洗濯しました。
今回、練習後のユニフォームを郵送してもらったため、湿ったまま数日間密閉されており、開けた瞬間は今まで嗅いだことのないほど強烈なニオイが……。
「一刻も早く洗いたい!」という状態でした。
汗をかいた服が臭うのはなぜ?
意外かもしれませんが、汗そのものは無臭です。
問題は「汗をかいたあと」。空気に触れて酸化し、衣類に残った雑菌が湿気をエサに繁殖することで、あの嫌なニオイが発生します。
だから汗を含んだまま放置したユニフォームは特に臭いやすいのです。
泥汚れが落ちにくい理由
泥汚れに悩む方も多いと思います。実は泥は“砂の粒子の汚れ”。
繊維のすき間に入り込み、ただの洗濯では落ちにくいのです。
本来ならもみ洗いで粒子を揉み出す必要がありますが、汗や皮脂と一緒についている場合はチャンス。
洗剤が皮脂を浮かせるときに、泥の粒子も一緒に動いて落ちやすくなるのです。
つけ置きで汗×泥をまとめてスッキリ
そこでおすすめなのが粉末洗剤を溶かした高濃度液でのつけ置き。
1晩そのまま置くだけで、汗・皮脂・泥をまとめて繊維から浮かせてくれます。
汚れがひどいときは、バケツの中で軽く揉んでから洗濯機へ。これだけで仕上がりが全然違います。
洗濯機の設定でも差が出る
洗濯機にかけるときは、水流の力をしっかり使いましょう。
おすすめはパワフルコースや泥汚れコース。衣類量は少なめにし、すすぎは注水で2回以上。
汚れをよく流し、しっかりすすぐことで繊維の奥に入り込んだ砂も、こびりついた汗のニオイもスッキリ落ちます。
家事の負担を減らす習慣づけも
毎日のユニフォーム洗いは本当に大変。
中高生のお子さんには「脱いだらお風呂でつけ置きする」習慣をつけてもらうと、家事の負担がぐっと減ります。あとは翌朝、洗濯機にかけるだけ。
洗濯は、実は習う機会の少ない家事のひとつ。
大人になってから困る人も多いのです。この機会にお子さんの“生活力”を育む教育として取り入れれば、一石二鳥。家族の協力を得ながら、ラクに続けられる習慣を作ってみてください。
面倒だと思いがちなユニフォームの洗濯も、つけ置き洗いを味方につければ驚くほど簡単。ぜひ動画もチェックして、ご家庭で試してみてくださいね。