分業制で家族みんなで100%を目指す!
家事のこだわりって、家族であっても基準が全然違います。 たとえばトイレ掃除。毎日掃除したい人も、週一回でいい人も、汚れが気になったときだけで充分って人もいる。 毎日掃除したい人からすれば、週1回やそれ以下の頻度だとストレスを感じます。 だけど、週1回でいいと思っている人が、毎日トイレ掃除をすることを求められるのは、結構しんどい。
これは別に頻度だけの問題でもありません。 丁寧さの違いや、やり方の違いなど、それぞれに違います。
このギャップが小さければ、とくに問題にもならない。 でも、ギャップが大きいほどお互いに不満が募っていきます。この場合、「妥協すべきでしょうか?」「細かく教えないとダメでしょうか?」とよく言われます。
いや、みんな0か1で考えすぎてる。
最初はもっと、簡単に、なおかつ自分が楽できる方法を考えてみるのがおすすめです。
それが 「分業制で家族みんなで100%を目指す」 というもの。
一人に100%を期待するのは、チームプレイではない
自分の家事の基準を変えるのは、下げるのも上げるのも、かなりの負荷がかかります。 妥協するのが嫌なように、相手に合わせるのも難しいのです。
そこで、こう考えてみる。
「この家事の50%を家族にやってもらう。残り50%は自分が仕上げる」
この%はそれぞれです。 いずれにせよ、100%自分でやるのでも、相手に期待するのでもなく、分業する。
「あなたの家事はいつも70点」と評価をするのではなく「70%をやってくれた」と視点を変えてみるのです。
でも「それって結局、妥協して自分を納得させてるだけじゃない?」と思うかもしれません。たしかに、相手の家事クオリティがそのままで、尻拭いをするように仕上げを自分がやり続けるのだったら、仰るとおり。
この考え方の重要ポイントはここからです。
家族みんなで100%にするように、分業を考える
いまの家事のやり方は、一人ひとりが自分の思う「100点」を目指して、バラバラに行っている状態です。
これをチームプレイバージョンにアップデートしていきます。
たとえば、あるご家族は「食器洗い」を分業化しました。 これまでは、洗って、拭いて、しまうまでを1人でやっていた。けど、パパが「拭いて、しまう」をあまりやりたがらない。「べつにそのままでも困らないじゃん」と。あと「しまう場所」について間違えるとチクチク言われるのも嫌だったとのこと。
そこで、洗い担当をパパ。拭く担当を子ども。しまう担当をママと、分業化しました。 一見面倒くさそうですが、これでママは洗い物から完全に解放。「しまうだけなら、3分で終わるから全然楽」とのことでした。
パパが洗って、その横でお子さんが拭いているのも微笑ましいと言ってました。
洗濯物も、たたむのはパパ。それをしまうのはママ。と分業化したご家族もいます。 わが家では、自分の衣類は自分でたたんでしまう、と分業しています。
掃除機がけはパパ、棚やTV、鏡などを拭くのはママ、お風呂掃除はお子さん、という分業をした方もいます。
どんな分業が、自分たちにとって楽かはそれぞれです。とくに正解もありません。 分業しないほうが楽な家事もあるでしょう。
ですが、相手に100点を求めて、うまく行かなくてモヤモヤし続けるよりも、ずっと家族のストレスが軽減される可能性もあります。
ぜひ、トライしてみてください!