NGその1.揺れの最中に外へ飛び出す
大きな揺れがくると、慌てて外へ飛び出したくなるかもしれません。
しかし、この行動はとても危険。地震によって外壁や看板が落下し、負傷するリスクがあります。ガラスが割れ、足元も不安定になりやすいため、揺れの中で外に出るのはおすすめしません。
大きな揺れは数分程度でおさまることが多いので、まずは地震が落ち着くのをじっと待ちましょう。外へ出る場合は、周囲の状況を確認するのを忘れずに。
NGその2.エレベーターに乗る
地震が発生したとき、早く逃げようとエレベーターを使うのは禁物です。エレベーターには「地震感知センサー」がついているものが多く、揺れによって自動的に運転が止まることがあります。
地震発生時に「まだ動いているから大丈夫」と乗り込むと、その後にエレベーターが緊急停止して閉じ込められる可能性もゼロでありません。ライフラインが止まって電源が落ちると、救助が来るまで待つしかなくなります。
地震が発生したら、エレベーターは使わずに階段で移動する方が安全です。
NGその3.高架下やブロック塀のそばへ逃げる
避難場所を探すとき、「とりあえず建物の影なら安心」と思うかもしれません。しかし、揺れによる建物の倒壊には十分気をつけなくてはなりません。
高架下やブロック塀といった構造物は、見た目は頑丈そうでも、揺れによってダメージを受けやすく、崩落の危険があります。できるだけ周囲に建物がない場所へ避難しましょう。
NGその4. 大量の荷物を持って逃げる
地震が起きると、「貴重品も、薬も、子どものものも……」と大量の必需品を持ち出したくなるでしょう。しかし、荷物が多いほど動きは鈍くなり、逃げ遅れるリスクは上がります。一番大切な命の危険が高まるため、逃げるときは必要最低限のものだけを持ち出すようにしましょう。両手が空くリュックサックに必要なものをまとめておくと、避難時に慌てずに行動できます。
地震の備えを見直そう
地震の瞬間に冷静さを保つのは、誰にとっても簡単ではありません。しかし、いかに冷静になれるかが、命を守るカギとなります。「もし地震が起きたら……」と考え、いざという日に備えておくことが大事です。




