「誰かのため」だけで走り続けていませんか
朝起きて、朝ごはんを作って、子どもを送り出して、洗濯して、仕事して、帰宅したらまた家事と育児。
「家族のため」にがんばることは素晴らしいことです。でも、それがずっと続くと、ふと「わたしって何なんだろう」と思う瞬間がやってきます。
推し活もしたい。でも、そんな時間があるなら家事しなきゃ。 友達とランチに行きたい。でも、その間の家事が気になる。 自分のためにお金を使うのが、なんとなく後ろめたい。
この「ソワソワ」や「罪悪感」は、自分のことを後回しにしすぎているサインかもしれません。
暮らしがうまく回っている家族の共通点
これまでたくさんのご家庭の話を聞いてきた中で、暮らしがうまく回っている家族に共通していることがあります。
それは、ママやパパが「自分の時間」をちゃんと持っているということ。
ある人は「22時から先は自分時間」と決めて家族に宣言。そこから先は映画を見たり、ゲームをしたりと楽しんでいます。きちんと時間を決めたことで罪悪感もなくなったそうです。 またある方は、週末のうち数時間を自分の趣味に充てるようにしたことで、平日の家事にも前向きに取り組めるようになったと言います。
「自分が満たされている」からこそ、家族にも余裕を持って向き合える。「自分のため」の時間は、巡り巡って「家族のため」にもなっていたのです。
本当にバランスを取るべきは「仕事と家庭」じゃない
「ワークライフバランス」という言葉があります。仕事と家庭のバランスを取りましょう、と。
でもぼくは、この問いの立て方自体になんだか違和感を感じてきました。
なぜなら、仕事と家庭はぶつかるべきではないし、「バランスを取ろう」と言われると「どちらかを大事にしたら、どちらかが疎かになる」ようなイメージがあるから。
そうではなくて、本当にバランスを取るべきは、「誰かのために頑張る時間」と「自分を満たす時間」のほう。
家事も、仕事も、育児も、よく考えると「誰かのために」やっていることが多い。だからこそ、意識的に「自分のために」の時間を確保しないと、どんどんすり減っていってしまう。
「自分を大切にすること」と「家族を大切にすること」は、対立しません。 むしろ、自分を大切にできている人のほうが、家族にも優しくいられるのです。
週に30分の「自分だけの時間」から始めよう
「自分の時間をつくりましょう」と言われても、「そんな余裕ないよ」と思うかもしれません。
だからこそ、まずは週に30分でいい。
何をしてもいいのです。推し活でも、カフェでぼんやりでも、ただスマホをいじるだけでも。大事なのは「この時間はわたしのためだけの時間だ」と、自分に許可を出してあげること。
自分のコップが空っぽのままでは、家族のコップを満たしてあげることもできません。 まずは自分のコップに、少しだけ水を注いであげてください。
それが結果的に、家族の笑顔にもつながっていくのだと思います。




