「夏服の黄ばみ」洗うと“ピンク”に変色してしまう意外なワケ【洗濯のプロが予防策も解説】

掃除・暮らし

2026.04.29

洗濯研究家の平島 利恵です。衣替えで久しぶりに出した白シャツの首元。「あれ、黄ばんでる……」慌てて漂白したら、今度はピンク色に変色してしまった。そんな経験、ありませんか? 実はこの黄ばみもピンクも、原因は“日焼け止め”かもしれません。これからの季節、知らずにいると大切な服を傷めてしまうかも。今回は、その正体と予防のコツをお伝えします。

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夏服の黄ばみ、犯人は“日焼け止め”かも

日焼け止め出典:stock.adobe.com

日焼け止めは、汗をかいても落ちにくいように作られていますよね。だからこそ、首元や袖口についた日焼け止めは、洗濯機で洗うだけでは落としにくい汚れなんです。

洗い残した汚れが時間の経過とともに酸化すると、黄ばみに。「汗の黄ばみかな?」と思っていたものが、実は日焼け止めだったというケースもとても多いんです。

「とりあえず漂白」は絶対NG!

黄ばみを見つけて、「塩素系漂白剤でシャキッと白くしよう!」

その洗い方、ちょっと待ってください!

日焼け止めに含まれる“紫外線吸収剤”は、塩素系漂白剤と反応してピンクやオレンジ色に変色してしまうんです。真っ白にしたかったのに、もっと悲惨な状態に……。

実際に実験をした結果がこちら。

日焼け止めの汚れ

ピンク変色してしまった時の戻し方は、白くしたいのにピンクに!?「漂白で衣類が変色した時」の正しい対処法でも解説しています。

大切なのは、そもそも変色させないこと。 予防のコツを3つお伝えします。

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黄ばみ・ピンク変色を防ぐ3つの習慣

1. なるべく早く洗う

なるべく早く洗う

汚れは時間が経つほど繊維の奥に染み込んで、落ちにくくなります。日焼け止めをたっぷり塗った日は特に、早めに洗うのがおすすめです。

2. 首元・袖口に中性洗剤を直塗り

洗剤を塗布

洗濯機に入れる前に、首元や袖口に中性洗剤(食器用洗剤でもOK)を直接塗って、指で軽くなじませるだけ。
このひと手間で、日焼け止めの油分も汗汚れも落としやすくなります。

3. 「紫外線吸収剤不使用」を選ぶ

ドラッグストアで「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」と書かれたものを選ぶと、衣類への影響が少なくなります。肌への刺激も少なく、お子さんと一緒に使えるタイプも多いですよ。

もうピンクに変色してしまった服は?

まだ諦めなくて大丈夫です!
塩素系漂白剤でピンクに変色してしまった場合でも、日焼け止め成分を洗い流せば、元に戻すことができます。

ピンク変色はもみ洗いで元に戻せる

油汚れに強い中性洗剤を直接塗って、優しくもみ洗いをしましょう。

大切なのは“ためない”こと

ため込まないことが大切

日焼け止めの黄ばみは、つけない・ためない・放置しないが鉄則。

毎日がんばる中で、洗濯まで完璧にやるのは大変ですよね。
でも、「首元・袖口に洗剤をさーっと塗ってから洗う」。たったこれだけで、日焼け止めや汗による夏服の黄ばみはぐっと防げます。

今シーズン、お気に入りの白シャツを長くきれいに着るために、ぜひ試してみてくださいね。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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