「スマホやめなさい!」で毎日バトル…。親子関係を悪化させない“4つの関わり方”

家族・人間関係

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2026.05.24

臨床心理士・公認心理師のyukoです。保護者の方から特によく聞く悩みは「子どもとスマホの付き合い方」。時間を守らない、ルールをすり抜けるなど、スマホが親子で揉める原因となってしまうケースは多いようです。今回は「時間」から少し視点をずらして「関係」「調整」をキーワードにスマホとの付き合い方を考えていきます。

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スマホがあることで、親子喧嘩が増えたかもしれない

中2の長男と小5の次男がいる。長男は中学生ということもあり、スマホはリビングで使うルールだけにして概ね自分で管理させている。次男は1日1時間までと決めているが、いつも「あとちょっと」「今離れられない」と言い訳をして延長する。結局止めて、揉めて、取り上げると「兄ばかりずるい」と不機嫌になる。スマホとどう付き合っていけばいい?

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子どもとスマホやゲームの時間問題は、現代の親御さんを悩ませる問題のひとつとなっていますよね。
特に、上に兄弟がいると「私もこうしたい」が強くなり、揉めやすいご家庭は多いです。
今回は、「時間管理」から少し視野を広げて、どうすればスマホとうまく付き合っていけるか、親子で話し合っていけるかという「関係性」に着目して考えてみます。

スマホ問題は「時間管理」ではなく「関係のあり方」で変わる

スマホやゲームに関する悩みは、多くの場合「何時間までにするか」「どう守らせるか」という管理の方向に向かいます。

もちろんルールは必要ですが、小学校高学年になると「言われたとおりに動く」から「自分で調整する」段階にシフトしていくのも大切。
「管理する側(親)と管理される側(子)」となっていると、「どうやって管理(ルール)から抜けるか」を考える年頃にもなってくるからです。

そのため、「一緒に調整できる関係」を作っていけると、子どもがスマホとうまく付き合っていくためのスタートラインに立てるんですね。

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 「時間」ではなく「調整」を育てる関わり方とは?

「あと何分?」ではなく「どうやって区切りをつけられそう?」と聞く

×「あと10分だからね」
〇「どうやって区切りをつける?」

時間を伝えるだけだと、受け身になり、言い訳を始めて回避しやすくなります。
終わり方を考えさせることで、自分で切り替える力が育ちます。

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 途中で止める難しさに理解を示す

×「時間だからもうやめなさい」
〇「今はなかなか離れられないんだよね。じゃあどこで区切る?」

ゲームや友人との連絡は、時間だからといってもやめにくいもの。
「やめたくないのは理解している、じゃあどうすればいい?」と考えてもらうことで、調整する力を伸ばしていけます。

あえて制限のゆるい日をつくる

少し勇気がいるのですが、あえて制限をゆるめる日を設けるのもひとつ。
ご褒美や休日の定番にするのではなく、ルールを改めて考えるために「今日は少し自由に使ってみる?」と提案してみてください。

すると、使いすぎて疲れる、逆に飽きるなど、新たな気づきにつながることもあります。
1日を振り返り、「どういう使い方がちょうどよさそう?」と話し合うのがおすすめです。

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親も調整している姿を見せる

仕事の連絡、タスク管理、家族との連絡、写真整理、ニュース。
スマホに情報が集約されすぎて、大人の方がスマホを手放せなくなっている昨今。

しかし子どもの前ではあえて、

  • スマホはリビングの定位置に置いておき、持ち歩かない。
  • 「ちょっと今から5分仕事の連絡返すね」と伝えてからスマホを触る。
  • 通知が来てもすぐに見ない、用件だけ見てあとでまとめて返す。

など、なんとなくスマホを手に取る癖や気づいたらスマホを操作している癖を見直してみるのがおすすめです。
「大人だから許される」のではなく、「大人もスマホと適度に付き合っている」姿を見せていけるとよいでしょう。

スマホを通して、自分を調整していく

子どもがスマホと付き合っていく上では、単に時間だけを守らせればよいわけではありません。

  • どこで区切って、他のやるべきことに目を向けるか。
  • 友達との会話をどこで終わらせるか。
  • 「もう少しやりたい」気持ちとどう折り合いをつけるか。

スマホとの付き合い方の調整は、自分をコントロールしていく練習の場にもなります。
成長していくにつれて、「ルールを守らせる」だけではなく「一緒に調整していく」。
親子でストレスなく、便利なスマホを利用していけるといいですよね。

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著者

yuko

yuko

臨床心理士・公認心理師。現在は小児の総合医療センターと大学の心理教育相談センターにて勤務。児童期から思春期の子どもへのカウンセリングやプレイセラピー、子育てに悩む保護者の方への育児相談を専門にしています。色彩心理学やカラーコーディネートについても学んでおります。

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