トイレのドアの隙間、その役割は……?

結論としては、トイレのドア下の隙間は「換気」をするためのものです。隙間は「アンダーカット」と呼ばれ、空気が通るスペースとしてあえて設けられているんです。
換気扇だけでは不十分?

トイレを使うときは、当然ドアを閉めますよね。もしドアの上下左右がぴったり塞がれて密閉状態になっていたら、外から新しい空気が入ってこられなくなってしまいます。
ただ私、ここで考えました。「トイレには換気扇があるから大丈夫では?」と!
でもじつは、換気扇で室内の空気を外へ出す(排気する)には、代わりに新しい空気を入れる「給気口」がセットで必要なのです。入口がないと空気が引き抜かれず、換気扇だけが回っても効率よく換気ができません。
そこで重要になるのが、ドア下の隙間です。 この隙間が「空気の通り道(給気口)」の役割を果たし、そこから入った空気が換気扇へと抜けていくことで、はじめてトイレ内に正しい空気の流れが生まれます。
だからこそ、たとえ換気扇があっても、このドア下の隙間が欠かせないのです。
音漏れ対策で隙間を埋めるのは避けて

隙間は大事なものと分かっても、「ここから音が漏れそう……」と、気になる人もいるかもしれません。じつは私も、音漏れを気にしている時期がありました。
でも、だからといって、隙間を埋めるのはNGです。隙間をテープなどで塞ぐと、トイレの空気の流れが悪くなるおそれがあります。
なぞの隙間の役割を知ってスッキリ!
普段はあまり気に留めない、トイレのドア下の隙間。地味な存在かもしれませんが、暮らしに欠かせない大切なものだと知れました。もし知らないままだったら……。危うく、隙間を埋めるところでした。
トイレに限らず、家の中を見渡してみると、ドアの隙間は意外とたくさんありますよ。換気経路として設けられているアンダーカットは、“必要な隙間”です。
ぜひご自宅のトイレのドアも、チェックしてみてくださいね。
※記事内で紹介している「ドアの隙間」は、換気経路として設けられているアンダーカットをさします。各居室で個別に常時換気する方式の場合、ドアのアンダーカットが不要な場合もあります。
