「ユニボール ワン P」の命名由来
ころんとしたフォルムと、手のひらに収まるサイズ感が特徴のゲルインクボールペン「ユニボール ワン P」。
発売当初は人気で品薄な状況もあり「現物をまだ見ていない」という文具マニアや筆記具コレクターがSNSで情報を集めている様子を目にした記憶があるほどだ。
つや消しの独特な手触りと、主張しすぎないくすみカラーのボディ。そこには「はっか」「ヨーグルト」「みかん」など、かわいらしい名前が付いている。
ところで、「P」とはなんだろう? 気になって開発担当の岡本さんに聞いてみた。
「どこへでも持っていきたくなるような……という思いを込めて、ポケットのPと名付けました」
持ち歩きたくなる、誰かに見せたくなるかわいらしさ。Pという一文字には、そんな思いが込められていた。
ネーミングで選ぶ楽しさ
ユニボール担当の岡本さん(左)と板津さん(右)
岡本さんは、「商品名は、お客さまに親しんでいただけるような名前をつけるように心がけています」と話す。
書き味などの機能だけではなく、選ぶ、集める楽しさも大切だ。
品薄になるほど人気を集めた背景には、ネーミングの親しみやすさも、一役買っていたのかもしれない。
「ユニボール ゼント」が目指した「ちょっといい」
一方、「ユニボール ゼント」は「ユニボール ワン P」とは異なる世界観を持っている。
名前の由来になったのは「禅(ZEN)」。
板津さんによると、海外では「ZEN」を宗教的な意味だけでなく「心地よい」「気分がいい」といった感覚で使われることがあるという。
そして、その考え方は商品づくりにも反映された。
「文字を書くことを通して、ストレスフリーな体験や、『ちょっといい』って思える瞬間を提供したいな、と考えました」
「ユニボール ゼント」は、書くことを心地よい体験にする。
ボディカラーに息づく世界観
「ユニボール ゼント」には、「Standard model(スタンダードモデル)」「Basic model(ベーシックモデル)」に加えて、「Flow model(フローモデル)」や「Signature model(シグニチャーモデル)」がラインナップ。
「フローモデル」のカラー名は、フローライト、ジェード、アガットなど鉱石がモチーフとなっている。
それぞれ落ち着いた色合いと質感が特徴。さらに、インクにも強いこだわりがある。
「次世代の水性ボールペンという発想です」
板津さんが言葉に力を込めた。
確かに文字を書いてみると、従来の水性インクが持つ書き心地の良さに加えて、にじみの少なさや速乾性も兼ね備えた新しいアイテムだということがよくわかる。
名前にも、書き心地にも
「ポケットのP」、そして「禅やZENのZENTO」。
どちらも、その名前から開発者の思いが伝わってくる。
持ち歩きたくなる。心地よく書ける。愛着が持てる。
「ユニボール」は、書き心地だけでなく、その時間までをデザインしている。
◆ユニボール ワン P
https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/gel/uniball_one/one_P.html
◆ユニボール ゼント
https://www.mpuni.co.jp/special/uniballzento/index.html





