黒を「選ぶ」楽しさ?
仕事のメモや手帳時間に欠かせない黒いボールペン。
「今日はどの黒にしよう」と考える楽しさがあったらどうだろう。
サクラクレパスの「ボールサインiDシングル」は、そんな発想から生まれた水性ゲルインキボールペン。ナイトブラックやモカブラックなど、それぞれ異なるニュアンスを持つ6色の黒を展開している。
一見、真っ黒に見えて、実はそれぞれに個性がある。そんな“黒の奥深さ”を楽しめるシリーズだ。
文具好きではない、という強み
白澤沙樹さん
サクラクレパス入社11年目。
ボールペンの企画・開発・ブランド育成を担当。
趣味は芸人のラジオ・Podcastを聞くこと。今の推しは’’ママタルト’’。
愛用文具は自ら企画した’’ボールサインiDシングル0.4mmミステリアスブラック。
情報を整理する為に手書きが多い。
このユニークなボールペンを生み出したのは、サクラクレパスの商品企画担当・白澤沙樹さん。
「実は私、万年筆のインクにブルーブラックがあることすら知らなかったんです」
中途採用でサクラクレパスに入社した白澤さん。
入社当時は、文具に詳しくはなかったのだと、肩をすくめてこっそり告白してくれた。
そんな白澤さんだからこそ、まだまだ多くの人には伝わっていない「黒のバリエーション」に気づくことができたようだ。
「ヒントはアイライナーでした」
黒のバリエーションという発想のヒントになったのは、意外にもコスメだった。
「アイライナーって黒でもいろんな色がありますよね。その感覚をボールペンでもできないかなと……」
コスメ売り場には、肌の色や瞳の色に合わせてブラウン寄りの黒や赤みを感じる黒など、さまざまなブラックが並んでいる。微妙な違いの中から自分に合う色を選ぶ楽しさがある。
その感覚をボールペンにも取り入れられないだろうか。
アイデアが生まれてからも開発は簡単ではなかったという。黒としての汎用性を保ちながら、それぞれの違いを感じられる色に仕上げるため、研究担当者と何度も試作を重ねた。
「もう少し違いが分かるように」「でも黒として使える範囲で」そんなやり取りを繰り返しながら、6色それぞれの個性を磨いていった。
並べると見えてくる黒の個性
ボールサインiDシングルの魅力は、並べてみるとよく分かる。
上から、ピュアブラック・ナイトブラック・フォレストブラック・モカブラック・ミステリアスブラック・ペンシルブラック。
緑を感じるフォレストブラック、上品なミステリアスブラック、やわらかさのあるペンシルブラック、そしてフォーマルなピュアブラック。それぞれ異なる表情を持ちながらも、ビジネスシーンでも使いやすい絶妙な色合いに仕上げられている。
「1色だけを見ると普通の黒なんですけど、並べたら色の違いが分かります」
と、誇らしげに白澤さんが笑顔で語る。
派手すぎないけれど、自分らしさを表現できる。そんな微妙なニュアンスが、多くの文具ファンを惹きつけた。
紙によって見え方が変わる

試しに手帳やノートに文字を書いてみた。
上から「まるみのノート(ひそやかな波音)」「ほぼ日手帳」「ロルバーン」。
書き比べてみると、同じインクでも印象が変わるのが面白い。
紙の白さや質感によって、赤みや青みの感じ方が変わり、それぞれ違った表情を見せてくれる。お気に入りの手帳やノートに合わせて黒を選ぶのも、このシリーズならではの楽しみ方だ。
好きな黒を選ぼう
ボールサインiDシングルは、自分の好きな黒を選ぶという新しい楽しみを教えてくれた。
誰と会うのか、どんな仕事をするのか、季節や天気、その日の気分によって選ぶ色が変わるのも面白い。
「書いてみると、ちょっといい」
そんな気持ちを日常にもたらしてくれる1本に出会えた。
■サクラクレパス ボールサインiDシングル
https://www.craypas.co.jp/products/feature/ballsignid/index.html
まるみのノート L:https://be-en.co.jp/collections/marumino
ほぼ日手帳:https://www.1101.com/store/techo/lineup/
ロルバーン:https://shop.delfonics.com/c/brands/original/cat701





