親がいくつになったら?
「親の年齢が70歳を目安に、そろそろお金の話をする準備を始めてほしい」と言う、安田まゆみさん。なぜなら、彼女の経験から親にお金の話を切り出すための親子間の信頼関係(親がお金の話をしても大丈夫と信頼される状態)が築けるまでに、「3年」はかかるからと言うのです。「これはあくまで平均値。もし、ご実家が遠くて年に1~2回しか会えない、という場合なら、5年ぐらいを見越して取り組んでください」。安田さんが「そろそろ~」という理由に納得です。
関連記事:財産が少ない方がトラブルは起きやすい
兄弟姉妹がいるなら、連絡は必須
親とお金の話を始める準備をするときに、同時にしてほしいことが「きょうだいへの連絡」という安田さん。「別に仲良くする必要はないんですよ。今日は親とこんな話をした、こういうことになった、○○にいくらかかっていた、という状況報告で十分。親の問題を1人で抱え込まないで済むし、これをしておくと、後々のトラブルを未然に防ぐことができるんです」。他のきょうだいが知らないところで、お金がらみのことを決めたり話したりすると、実際に親亡き後にもめることが多いとか。親とこれからのことを話した場合には、何らかの形でその都度、情報を共有しておくのが大事なんだそう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。