なぜ更年期になると太りやすいの?
更年期(45~55歳頃)になると、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少します。
このエストロゲンは、内臓脂肪を蓄積しにくくする働きを担っているため、このホルモンが減ることで、更年期は脂肪蓄積しやすくなってしまいます。
この年代は、基礎代謝の低下や運動不足も重なるため、より太りやすい時期と言えます。
更年期太りはどうすれば防止できる?
ダイエットの基本である、食べ過ぎ防止と適度な運動はもちろん有効ですが、それ以外には、減ってしまったエストロゲンを補充したり、エストロゲンと似た働きをする成分をとりいれる、漢方で体内のバランスを整える、という方法があります。
4つの更年期太り防止方法をご紹介します。
1.食事から女性ホルモンに似た働きをする成分をとりいれる
まずは日々のお食事を見直しましょう。
食品の中には、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする成分があります。それが、「大豆イソフラボン」です。
その名の通り、大豆に含まれる成分ですので、大豆や納豆、豆腐、豆乳などから摂取することができます。
ご飯を炊くときに大豆も一緒に炊くと、主食として手軽に毎食とり入れやすいですよ。
2.夜10時までに就寝して日中の過食を防止
睡眠時間が短い場合も太りやすくなります。
なぜかというと、睡眠時間が足りないと、食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの量が多くなり、逆に、食欲を抑える「レプチン」というホルモンの量が減ってしまうためです。日中に余計な食欲がわいてしまい、食べ過ぎてしまうのですね。
携帯に夜10時には寝る!というアラームをかけて、それが鳴ったら絶対に寝室に行く、というようなマイルールを作り、睡眠時間を確保しましょう。
3.運動で基礎代謝の低下を予防
基礎代謝の低下を防止するためには筋トレが有効です。
と言っても、それができないから困っている方が多いというのが実情です。
最近は、座りながらトレーニングができる「ローラーペダル」や「フットダンベル」なども通販で購入できますので、「座ったままのトレーニングならできるかも!」という方はチェックされてみてくださいね。
4.更年期太りにぴったり!飲むだけで効果実感できる漢方薬
大豆製品も1日1回は食べているし、睡眠もある程度とれている、運動はこれ以上増やせない…他に何か簡単にできる方法はないの?
そんな方には、漢方がおすすめです。
漢方薬は、国に効果を認められた医薬品ですので、毎日飲むだけで効果を実感できます。
バランスの良い食事や運動を毎日続けるのは難しい…という場合も、漢方なら手間が少ないので、気軽に継続できますね。
便秘やむくみの解消に効果があり、肥満症の改善のためによく使用される漢方薬の例はこちらです。
<更年期太り解消によく使用される漢方薬の例>
<①大柴胡湯(だいさいことう)>
比較的体力があり便秘がちな方の肥満症に効果的です。肩こりや頭痛にも。
<②防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)>
むくみやすく汗っかきで疲れやすい方の肥満症に使用されます。関節痛にも。
ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出にくかったり、逆に副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
自分に合った漢方薬が知りたいけど、近くに漢方専門薬局がない…という方には、インターネット上で漢方の専門家に相談できるAI漢方もおすすめですよ。
◆AI漢方(あんしん漢方)
更年期太りは解消できる!年代に合ったダイエットをしよう
40代に入り太ってしまったのは、女性ホルモンや筋肉量の減少が原因かもしれません。
日々の食事で大豆食品をとりいれたり、睡眠不足に気を付けたり、座ったままでもOKな運動をすることで、代謝を高めていきましょう。更に、忙しい40代女性には飲むだけで効果実感できる漢方も有効です。効率的にダイエットを進めていきましょう!
この記事を書いた人
漢方食養生アドバイザー 猪坂みなみ
管理栄養士
ダイエットスクールの運営や、Webメディアを中心に健康・ダイエット情報、漢方の養生方法などの情報発信・執筆活動を行っています。
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