最高の時間術「ポモドーロ・テクニック」
みなさんは「ポモドーロ・テクニック」という言葉を聞いたことがありますか?
「ポモドーロ・テクニック」とは、「タスクを、25分間続けたら、5分間休憩する」を繰り返しす時間管理のテクニックです。
開発者は、実業家であり作家でもあるイタリア人、フランチェスコ・シリロ。
単純に計算して、8時間あれば16個のタスクがやり遂げられることになります(実際には4回転ごとに30分休憩するので、12~13個が目安)。
まず実行するタスクを決め、キッチンタイマーなどを25分に設定。
タイマーが鳴るまで、ひたすら作業に集中。
タイマーが鳴ったら、5分間休憩。
これを繰り返すことで、集中して仕事が続けられると言います。
仕事だけでなく、勉強、読書、掃除など、やりたいタスクはなんでもOKなんだそうです。
日本版「ポモドーロ・テクニック」
「ポモドーロ・テクニック」の日本版として「15分間時間術」を提唱するのは「仕事が速い人は、「これ」しかやらない(PHP研究所)」の石川和男さんです。
「たとえば、『これから25分間、集中して仕事をするぞ!』と意気込んでも、急に電話がかかってきたり、上司や部下に声をかけられたりしたら、集中は途切れてしまいます。日本でのオフィスでは、25分も仕事に集中し続けたり、勤務中に勝手に5分間の休憩をとることは難しいのです」と石川さん。
そこで、石川さんが「ポモドーロ・テクニック」を日本のオフィスでもやりやすいように進化させたのが「14分間仕事に集中し、1分間休憩する」というもの。
仕事だけでなく、おうち時間の過ごし方でも、家族がいると確かに25分も一人で集中して作業するなんて難しいですよね。
実際にやってみた!日本版「ポモドーロ・テクニック」
石川さんの提唱する「15分時間術」をおうち時間の中でも取り入れてみました。
私は、キッチンタイマーではなく、スマホの「スケジュールアプリ」の通知機能を利用しました。
・トイレ掃除をする時間
・洗濯をかける時間
・朝食の準備をする時間
・食器を洗う時間
・洗濯を干す時間
・掃除機をかける時間
日常のタスクを15分単位で区切ってスマホに入力。
次のタイマーがなるまでに終えられるように集中して作業を行うようにしました。
…結果、無駄な作業が減り、作業時間が大幅に短縮!
「次のタイマーが発動するまでに作業を終えなければ…」と思うことで、いつもはダラダラしてしまう作業を手際よく行うことができました。
また、次に何をやればいいかが分かるので、「次は何をやらないといけないんだっけ」と考える時間も短縮することができましたよ。
大切なのは休憩時間
日本版「ポモドーロ・テクニック」を実際にやってみて、感じたことは「休憩時間の大切さ」です。
ただ効率よく作業を行うことだけでなく、実際にタスクを完了したら「休憩」をとる。
コーヒーをいれて飲んだり、目をつぶって瞑想をしたり、子供との会話を楽しんだり…。
適度に休憩をとることで「この作業が終わったら休憩しよう」など、作業にメリハリがついてきます。
「1日中よく分からないけど忙しい」から「忙しいけれど適度に休憩はとれている」という意識に変わると、こころなしか気持ちの余裕も出てきます。
「今日もがんばるぞ!」という前向きな気持ちにもなれましたし、「今日はこれだけこなした」という充実感も得られましたよ。
おうち時間がマンネリ化してダラダラしてしまいがちの時期に取り入れると、作業が効率よく進みそうです。
もっと詳しく知りたい方は……
『仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「7つの原則」』
著者:石川和男
出版社:PHP研究所
詳細・購入はこちらから:https://www.amazon.co.jp/dp/B085PW481V/
私は家計簿・家計管理アドバイザーなのでお金のことが専門なのですが「時間の使い方が上手な人はお金も貯まる」と言われています。
「時は金なり」ということわざもあるほどです。
上手に時間を管理できるようになると、お金の管理も上手になるかも?
忙しい毎日だからこそ、時間を有効に使って楽しく過ごしてくださいね!
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