サンドイッチは手で食べるサラダ
手抜きをしたいという日ってありますよね。私もそんな日はデパ地下のお惣菜に頼ったりします。そして、美味しいお惣菜を出会ったときには、やはりサンドイッチにすることを考えてしまうんです(笑)。
サンドイッチの具材に適していないものって汁気の多いもの以外はほとんどないんです。例えば、残ってしまったお刺身をサンドイッチにしたい! と思ったら、チーズ焼きにしたり、フライにしたりすればサンドイッチの具材になります。そこでひと手間かけられる方はかけていいし、手抜きをしたい方はしていいんです。
「サンドイッチは手で食べるサラダ」と言った人もいるくらい、美味しそうなサラダを見たり、作ったりすると「これはサンドイッチになる」と思ってしまう私。デパ地下で出会った美味しいサラダをサンドイッチにリメイクしてみるのも良いと思います。ただし、ドレッシングをかけるようなサラダだと汁気が多いのでパンが水分を吸い過ぎてしまいます。マヨネーズやクリームで和えたようなサラダだとサンドイッチにピッタリですよ。
今回は、書籍から「きんぴらごぼうのオープンサンド」と、この連載用のレシピとして「肉じゃが卵焼きサンド」をご紹介します。
きんぴらごぼうのオープンサンド
材料(分量はお好みで)
おすすめパン:パン・ド・カンパーニュ
きんぴらごぼう
グリュイエールチーズ(ピザ用のシュレッドチーズでもよい)
無塩バター(常温に戻す)
七味唐辛子
準備
グリュイエールチーズはおろしておく。パンを軽くトーストする。
組み立て方
1.粗熱が取れたパンに薄くバターを塗り、きんぴらごぼうを均等にのせる。
2.グリュイエールチーズをかけてオーブントースターでチーズが溶けるまで焼き、七味唐辛子をふる。
肉じゃが卵焼きサンド
材料
おすすめパン:角食パンまたは米粉パン
肉じゃが
全卵 2個
グリーンピース
練り辛子
マヨネーズ
各適量
準備
肉じゃがの具材を適量取り、細かく刻む。
卵2個を良く溶き、刻んだ肉じゃがと肉じゃがの煮汁を大1ほど加えて混ぜ、卵焼きの要領で焼く。
※グリーンピースや茹でたインゲンなど加えると彩りが良くなる
組み立て方
角食パンを軽くトーストし、パンの内側両面にうすくマヨネーズと練り辛子を塗り卵焼きを温かいうちに挟んで、上下まな板で挟むように押しをして、5分ほど置いてからカットする。
※今回はトーストしたが、焼かずにサンドしても、しっとりとしておいしい。米粉パンをつかってみても良い。
美味しいサンドイッチをつくろう!
5回の連載を通じて、どんなものもサンドイッチの具材になるということがわかりましたね。進藤さんがのサンドイッチレシピを見ていると、ポイントはそれぞれの具材にピッタリのパンが選んであったり、リメイクをするときには美味しさを引き立てる調味料をチョイスすることだとわかりました。
おしゃれで美味しいサンドイッチの写真を見ると、一瞬ハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、ご紹介したレシピはどれも簡単に真似ができるように考えられているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
教えてくれたのは 進藤由美子さん
『明日もサンドイッチ』
進藤由美子著
Cooking Studio Y
生活情報研究所
※写真は進藤由美子著『明日もサンドイッチ』より
撮影/三木麻奈
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。