洗濯物、リビングに干してない!?
洗濯物を早く乾かすために、洗濯物同士の間隔を空けて、わざわざリビングなど広い空間で部屋干しする人も多いですよね。
「実は、広い部屋より狭い部屋の方が、洗濯物はよく乾きます」と言うのは、洗濯を極めた集団、洗濯ブラザーズのみなさん。
洗濯ブラザーズ:
狭い空間の方が、湿度を効率よく下げることができるからです。衣類を干す時に間隔を空けて干すことは正解。最低でもこぶし1個分の間隔を空けるようにしてください。空気に触れる衣類の表面積を広げることが大事ですよ!
出来るだけ早く乾かすことが重要!
臭いの元となる、モラクセラ菌は水分が大好物。菌の増殖を防ぐためには、洗濯後5時間以内に乾かすのが理想と言われています。そのため、できるだけ早く洗濯物を乾かす必要があります。
オススメは
その環境を作るために除湿機とサーキュレーターを上手に活用しましょう。
効率よく乾かすと、今までの部屋干しの時間を大幅に短縮できますよ!
ジーンズなどの厚手の生地やフード部分など乾きにくいものは写真のように、ハンガーを2本使って空気に触れる面積を増やすことが効率よく乾かすポイントです。
干す場所にも、コツがあります!
部屋干しする際、手頃な物干しラックを使い、低い位置で干していませんか? でもこれはNG。湿度は低い位置に集まるので、できるだけ高い位置(大人の背丈ぐらい)に干してください。サーキュレーターを使って、洗濯物の下にもちゃんと空気が循環できるスペースを意識するとより早く乾きますよ!
もう部屋干ししても大丈夫!
前記事の「洗濯前の基礎知識」と、今回の「早く乾く干し方」で、梅雨時期の部屋干しによる洗濯物の臭い対策は万全です! せっかく効率の良い部屋干し方法を覚えたなら、それを活用して、クリーニング代を大幅に節約してみませんか? そのテクニック、次記事で紹介します。
教えてくれたのは 洗濯ブラザーズ
茂⽊貴史(写真左)、茂⽊康之(中央)、今井良(右)の3⼈で結成し、毎⽇の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をする、プロ集団。 横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季や国内外の有名アーティストの⾐装クリーニングを⾏う。また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発し、好評を博している。 洗濯ブラザーズが開発したオリジナル洗剤の詳細・購入は公式サイトで販売中!
洗濯ブラザーズ著『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』で洗濯マスターに
『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』
出版社: アスコム
TEXT:池田ゆき
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。